■世界で日本食ブームとなっている
世界への和食ブームの広がりには目を見張るものがある。今や、sushi(寿司)やsake(酒)はほとんどの外国人に通じ、日本発の世界共通語がたくさん生まれている。
「SUSHI」は世界中で愛され、ラーメン店も海外出店で人気を集めている。2013年には、「和食」がユネスコの無形文化遺産にも登録された。
海外の日本食レストランは2017年10月時点で11万7568店となった。2015年の前回調査からは3割増。
■日本政府は日本食の輸出1兆円を掲げている
日本の農林水産物・食品の輸出が伸び続けるなか、政府は来年までに、輸出額年間1兆円の目標を掲げています
農林水産省は、政府目標の「2019年に農林水産物・食品の輸出額1兆円」の達成に向けて、「輸出力強化戦略」を推進
世界の「食市場」は、2009年の340兆円から20年には680兆円と倍増が予想
今後益々伸びていくことが予想されます。
■昨日10月10日には国内最大の日本食の見本市が開催スタート
アフロ
バルセロナで食の見本市 – A man smells different olive oils at "Barcelona Degusta" the 3rd edition of the consumer food show in Barcelona March 6, 2009. REUTERS/Albert Gea (SPAIN) [2100] 6日、バルセロナの食品見本市… by 写真:ロイター/アフロ
勢いを加速させるための戦略です。
絶品の和牛に進化形のラーメン。“日本の食品”を海外へ売り出す国内最大規模の見本市が開幕しました。
本展は、日本貿易振興機構(ジェトロ)と共催、農林水産省の協力のもと、昨年10月に初開催した食品輸出のための展示会です。
このイベントは、日本最大の食品輸出商談の専門展示会で、日本の輸出商をはじめ、主催者側が招待した海外バイヤーが多数来場し、日本の食品の輸出について商談します
■このようなブームになっている理由としてあるのが「ヘルシー」
寿司、天ぷらなどに代表される和食は、ヘルシー志向から世界で注目
ファッション界でも撮影時のランチとして、イベントやパーティのケータリングとして、ヘルシーで彩り豊かな日本食を注文するのがトレンド
■日本の緑茶は健康にいい!更に美味しいので伸びが凄い
東京税関によると「緑茶」の輸出数量・金額は年々増加し、2017年は過去最高の数量と金額を記録している
その中でも緑茶輸出金額の4割以上を占めるアメリカでは、健康志向の高まりや日本食ブーム等を背景に、2013年より毎年輸出額が上昇
主成分であるカテキンにコレステロールの低下やがん予防などの効用がある点、砂糖やミルクを入れずに飲むためヘルシーである点などが、輸出拡大を後押ししている。
■豆腐製品も伸びている
日本食ブームが巻き起こる一部のアメリカ人たちの間では、豆腐は「ヘルシーフード」の代表として食されている
今、アメリカでは空前の「和食」ブームが起きている。中でも、健康効果で注目されているのが「大豆」や「緑茶」。心臓病大国のアメリカで、対応素材として消費者の関心も高く、大手スーパーもこぞって品揃えしている
ハウス食G<2810>では、米国事業の大半が豆腐事業となっており、今年度上期の売上高は前年比 18.3%増と成長している