校外学習後に小1男児死亡‥原因となった｢熱射病｣とは？

17日午前、愛知県豊田市で小学校の校外学習に参加した１年生の男子児童が学校に戻ったあと意識を失い、熱中症で死亡しました。

豊田市教育委員会によりますと、１７日午前１１時５０分頃、豊田市の小学校から１年生の男子児童が倒れたと通報がありました。

児童は、17日午前、学校から１キロ離れた公園で行われた校外学習に参加

学校に戻ったあと意識を失って心肺停止になり、その後、死亡が確認されました。

教室へ戻った後、唇の色が悪くなったことを心配した担任が風通しの良い場所で休憩させたものの、意識が遠のき救急車を呼んだという

公園への行き帰りの途中で、死亡した男児は「疲れた」と口にしていたということです。

豊田市は17日の最高気温37.3度でした。

医師は熱中症の中でも最も症状が重い熱射病と診断

男児は公園に歩いて行き来する際、列から遅れ担任の２０代女性教諭に「疲れた」と訴えたが、公園では他の児童と遊んでいたという。

豊田市教育委員会学校教育課の鈴木直樹課長は「学校の教育活動の中で児童が亡くなるという重大な事態が発生した。深くおわび申し上げます」と陳謝

また、梅坪小学校の藪下隆校長は「結果的に大事な子どもの命がなくなってしまい判断が甘かったと痛感している」と話しました。