観光地でのインスタ映え問題
ロサンゼルスの美術館で、女性が自撮りをしようとした際に展示台にぶつかり、展示品が次々とドミノ倒しのように倒れるハプニングが起きた。
SNS上では、IKEA店内でショッピングカートに乗りながら「はっちゃける」若い女性たち
ディズニーは、現実を忘れて楽しめる夢の国。しかしながら、近年マナーを守ることのできないゲストが増えているとの声も
北海道では、農家への無断侵入が指摘
札幌市内在住という「たこすけ」さんは2018年8月18日、写真をいくつかアップして、観光客らが「インスタ映え」を狙って農家の私有地である畑に無断侵入している現状を告発した。
そして、こんなマナーに反する行為に対し、「もう北海道来ないでください」と訴えた。
北海道では最近、牧場やお花畑などに踏み込んで、写真撮影してSNSなどに投稿している人が目立つと、ネット上で指摘されている。
2016年2月24日、北海道の美瑛町にある一本のポプラの木、通称「哲学の木」が倒されました。
哲学の木周辺は農作物を育てている畑。立ち入り禁止の標識があるにも関わらず、畑に侵入して撮影する観光客が後を絶たない状況が続きました。
農作業中の姿を撮影したり、無断で畑に侵入したりといった観光客やカメラマンのマナーの悪さも一因であると指摘している。
また昨年には、彼岸花の群生地として知られる「九品寺」でも
撮影者のマナーが悪く、地域住民から「彼岸花の群生をなくしてしまっては」などの声も上がっているそうです。
その「マナーの悪さ」とは具体的に「咲く寸前で無残に踏み荒らされた花」「お寺への無用な問い合わせ」「駐車場でのトラブル」「夜半の話し声」。
「檀家さんに迷惑が掛かってしまうことですね。本堂の前に座り込んでしまって、檀家さんがお参りできないといったことが度々起きています」
近年、問題視されている「観光公害」
京都や大阪では観光客があふれ、観光公害も問題となっています。
観光地を訪れる車両の騒音、排気ガスや渋滞 – 観光地を訪れる観光客が残していくゴミ – 観光客による私有地への無断進入
撮影禁止場所での撮影などによるプライバシー侵害 – 観光客による喫煙禁止場所での喫煙やポイ捨て
押し寄せる観光客ために「世界で最も美しい繁華街」といわれた銀座の名声にもひびが入っている。
高級商店前の大理石のオブジェには「ここに座らないで」という注意書きが中国語・英語・日本語で書かれている。
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