大丈夫?トランプ大統領「国境の壁」で大統領生命に黄色信号

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■米国会が機能停止に陥っている

一部政府機関の閉鎖が先月に始まって以降、実施された6つの世論調査ではいずれも、政府閉鎖の責任がトランプ大統領と共和党にあると半数以上が回答

政府閉鎖(せいふへいさ、英語: government shutdown)とは、政府機関が閉鎖されることであり、特に議会で予算案(あるいは暫定予算)の成立が難航する

政府機関の一部閉鎖が今なお続く米国の法執行機関当局者は19日までに、米連邦捜査局(FBI)向けの予算が払底しつつあり、捜査遂行に支障が出る危機に直面

■その原因となっているのがトランプ大統領が推し進める「国境の壁」建設事業だ

アメリカではトランプ大統領と野党 民主党がメキシコとの国境沿いの壁の建設費をめぐって対立して新たな予算が成立せず、政府機関の一部閉鎖が過去最長の29日目に入っています。

大統領には壁建設のため政府予算を自在に付け替える権限はなく、それには議会の承認が必要

壁建設予算をめぐる政府閉鎖が過去最長の記録を更新し続け、世論調査で「閉鎖はトランプ氏の責任」との声が過半数を占める

■壁建設は大統領選の時の公約のようなものだ

選挙戦でトランプ旋風の原動力になったのは、有権者の記憶に残りやすいシンプルなキャッチフレーズの連呼だった。「壁を造る」という言葉は、その最たるものだ。

2015年6月の大統領選への出馬表明演説でトランプはこう言った。「私は偉大な壁を作るだろう。私よりうまく壁を作れる人間はいない。信じて欲しい。それに私なら非常に安い費用で壁を作る

■ところが、メキシコ側に支払いを求めることはせず、自国の予算頼みに

メキシコ国境での壁建設予算57億ドル(約6257億円)を野党・民主党に認めるよう求める妥協案を示した

“トランプの壁”の予算は、与党共和党が上下両院で多数を握っていた過去2年の間も認められていない

■当然、壁建設の予算案は反対され政府閉鎖へ。トランプ大統領は代替え案を提示したが

打ち切り方針を表明した移民政策に3年間の猶予期間を設け、代わりに壁建設の予算を認めるよう訴える

連邦政府のつなぎ予算は今月21日に失効するため、それまでに追加予算案が成立しなければ、多くの連邦政府機関が業務を停止する

民主党のペロシ下院議長はトランプ氏の演説に先立って声明を発表し、同氏の提案は「過去に却下された案の寄せ集め」だと批判。DACAやTPS対象者の恒久的な救済策が含まれていないと指摘し、提案が通る見込みはないと断じた。

■トランプ大統領は厳しい境地に立たされているといえる

泥沼状態に至っている。“トランプの壁”予算のために政府機関の閉鎖を人質にとる。

トランプ支持者の3分の2が壁の建設を最優先事項にすることに賛成している。2年後の大統領選を前に、トランプ氏としては支持者の期待を裏切ることなどできようはずがない

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