カタツムリは好んで登らない…人に話したくなる『アジサイ』の雑学

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canty0628さん

▼梅雨の風物詩と言えば

5~7月に開花し、6月上旬~7月上旬の梅雨シーズンに見ごろをむかえる花、あじさい。

日本には14種ほどと海外に10種ほどが自生していると言われていています。

そのアジサイの花にアマガエルが宿る光景は、梅雨を象徴する風物詩と言えるであろう。

あじさいは日本から世界中に広がった園芸植物のひとつで、日本にもともと自生していたガクアジサイがその母種です。

中心の花を飾る額縁のように、周りにだけ花を咲かせるガクアジサイ。

もとは日本の固有種だった「ガクアジサイ(H. macrophylla f. normalis)」がヨーロッパに渡り、品種改良され、再び逆輸入されてきたものです。

大正時代にハイドランジア・マクロフィラが輸入されると、急に庭木としての人気が高まり、全国に広まりました。

▼アジサイは何故アジサイというのか?

一説には『真の藍色の花が集まり咲くこと』という意味から、漢字の『集(あず)真(さ)藍(あい)』に由来。

また、「あぢさゐ(味狭藍)」の意で、「あぢ」はほめ言葉、「さゐ」は青い花とする説もある。

▼漢字で紫陽花というのは誰が考えた?

あじさいの漢字を「紫陽花」としたのは、平安時代中期の歌人・源順(みなもとの したごう)ですが、彼は唐の詩人・白楽天の詩に登場する「紫陽花」の特徴から、ガクアジサイを同じ花と推測し、この漢字を当てました。

白居易がこの時に魅了された花は、「紫色で、」と言うところまでは今の紫陽花に重なりますが、非常によい香りだったと言いますから、どうもライラックではないかと見られています。

あじさいは当時の中国には咲いていなかったことから、実は「紫陽花」は別の花のことを指していたのではないかと言われており、

現在の中国語ではアジサイのことを「綉球花」あるいは「八仙花」と書く。

▼花の色は〇〇で変わる!?

酸性の土壌の日本では青や青紫、アルカリ性のヨーロッパではピンクや赤。ただ、品種改良が進んでいるので、この限りではありません。

同じ品種なのに店頭では青色とピンク色の2色が並んでいることがあります。これは生産農家さんが土を調節して、違う花色に仕立てているからなんです。

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