2018年6月29日、関東甲信地方の梅雨明けが宣言された。
29日(金)の午前11時、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。6月中に梅雨明けするのは統計開始以来、初めてのこととなります。
梅雨の期間は23日と最短記録
梅雨の期間(梅雨入りした6月6日から梅雨明け前日の6月28日まで)の日数は23日と、1978年(6月11日から7月4日まで)に並んで1番の短さです。
夏の水不足を心配する声が次々と・・
関東甲信越で観測史上最速で梅雨明けしたそうで、水不足にならないかちょっと心配です。
でも今日の青空はすがすがしいものでした。
お疲れ様でした。
東京の空 pic.twitter.com/E3i915RhrD
梅雨明けしましてん!!
今年は水不足なりそうだね( ・᷄-・᷅ )
首都圏の水源となる利根川&荒川水系のダムの状況は・・
東京都の水源は、ほとんどが河川水で、78パーセントが利根川及び荒川水系、19パーセントが多摩川水系です。
梅雨明け時点での貯水率は平年の9割程度
関東地方整備局によりますと、関東の1都5県に水道水などを供給している利根川水系の8つのダムの29日午前0時現在の貯水率は61%で、平年の9割程度となっています。
「降水量が少なく、厳しい状況なのは事実」というが、「貯水量については心配しなくて良い」とも言う。
しかしこの先1か月(7月)の降水量が少なければ水不足になる可能性もある
関東甲信では、この先1か月も降水量が平年より少なくなる見通しで、この状況が続けば、水不足になるおそれもあるとしています。
「雨が降らないと川の水量が少なくなり、ダムの放流量が継続的に多くなる。そうするとやはり厳しいですね。今日は台風が発生したともあるので、降雨があれば水位は回復しますが、油断はできません」(国交省担当者)
ちなみに昨年(2017年)の夏は荒川水系のダムで20%の取水制限がなされた。
国土交通省関東地方整備局や東京都などでつくる「荒川水系渇水調整協議会」は2017年7月21日9時、荒川水系の取水制限を20%に引き上げた。5日から10%の取水制限が行われていたが、雨が少ない影響で引き続きダムの貯水量が平年を大きく下回っていることが要因。
取水制限は約1か月半続いて降雨により解除された。
7月21日(金)から実施されていた荒川水系の20%の取水制限は、降雨による河川流量の増加により、8月25日(金)午前9時をもって、全面解除されました。
皆様におかれましては、節水にご協力いただき、誠にありがとうございました。
waterworks.metro.tokyo.jp/topics/2017082…
荒川ダム総合管理所では、7月4日に渇水対策本部を設置し、各種渇水対応を行ってきましたが、本日9時をもって荒川水系の取水制限が全面解除されたことを受け、同日時をもって渇水対策本部を解散しました。節水へのご協力、ありがとうございました。
water.go.jp/kanto/arakawa/… pic.twitter.com/bGbfI9U3vR
「制限」と聞くと、「水道から水が出なくなるのでは」と生活への影響が心配されるが、すぐにそうなるわけではない。
私たちが使っている水は、ダムとつながる川から浄水場を通して家庭などに送られる仕組みになっていて、川から浄水場に送る水の量を減らすことを「取水制限」という。
しかし、さらに水不足が進むと、今度は浄水場から家庭などに送られる水の量を減らす「給水制限」が行われる。
2年前の2016年も利根川水系で取水制限が行われた
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