少年4人を救出‥タイ洞窟の救助活動が進展を迎えている

地元政府が全員の生存を確認したと発表

サッカーチームの１１～１６歳の少年１２人と２５歳のコーチは、同県のタムルアン洞窟に出かけて６月２３日に消息を絶った。

捜索活動には、タイの救助隊のほか米軍や英国の洞窟専門家など１０００人あまり

在タイ中国大使館によると、６月２９日には中国の専門家６人が現場に到着。オーストラリア外務省は、同国国家警察の専門家６人が３０日に現地入りしたと発表

大雨による増水で洞窟の入り口付近の穴が水に漬かってダイバーが洞窟に入れなくなるなど、24時間態勢の救助活動は困難な状況に見舞われていた。

今回の捜索でダイバーらは、視界がほとんどない泥水の中を長時間泳げるよう酸素入りのボトルを洞窟の壁に差し込んだ。

洞窟の入り口から５キロ余り入った所にある、水を避けられる小高い場所で、捜索にあたっていたダイバーによって発見

ナロンサク県知事は４日、救出時期の見通しは立たないと述べた。

洞窟から出るには、水が引くのを待つか、潜水技術を習得する必要があり、数カ月かかる恐れもあるという。

サッカーチームの少年ら１３人を潜水により救出する作業が行われ、情報筋は６人が外に脱出したことを明らかにした。

救助当局の発表によると、このうち4人が病院に運ばれた。

世界が注目した少年らの遭難は、行方不明になってから16日目に大きな展開を見せた。