■日本国内で「梅毒」感染者が過去最多のペースに
梅毒患者5811人、最多に この20年で
梅毒の患者は女性が20代、男性は20~40代に多い。
都道府県別では東京が1474人と突出している pic.twitter.com/jdqWlZE5P8
患者は男性が20~40代を中心に幅広い年代で報告がある。女性は20代前半の報告数が極端に多い
現在の方法で集計を始めた1999年以来で最多の年になることは確実
■そもそも「梅毒」って?
主に性行為によって感染し、感染に気づきにくいことから治療の遅れや感染拡大につながりやすい
その感染力は、HIVなど他の性病と比べ非常に強く、たった1回の性交で感染する可能性は、15~30%と非常に高い
■主な症状は
第1期は、陰部、くちびる等の感染した部位に、小さなしこりや潰瘍ができ、少し遅れて股の付け根部分のリンパ節が腫れます
■治療をせずに放置すると命の危険も
感染後数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム種)が発生することがあります
妊婦の場合は流産や胎児の障害につながる恐れがある
菌はじわじわと全身に広がり、末期になると臓器や軟骨までむしばみ、かつては「不治の病」とされていた
■いったいなぜ国内で「梅毒」が増加しているのか
出会い系アプリなどによる感染機会の増加
梅毒の急増に関係していると考えられているのが、SNS上でもよく広告を目にする「マッチングアプリ」や「出会い系アプリ」
昔は、若い女性は同世代と性交渉をしていたが、最近はインターネットなどを介して年齢の離れた男性と関係を持つ人もいる
こうしたアプリの登場によって“出会い”が効率化しているが、その分、性感染症も広がりを見せているという
訪日外国人増加との関連性を指摘する声も
アフロ
Chinese tourists walk around for shopping during the Lunar New Year Holiday at Tokyo’s Ginza shopping district in Japan on February 8, 2016. (Photo by AFLO) by 写真:アフロ
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