苦境が続くFacebook
Facebookでは、5000万人分のユーザーデータが不正利用されるなど、信用を失うような不祥事が発生しています。
政治・選挙関連データ分析企業のケンブリッジ・アナリティカが、5,000万人分ものFacebookユーザーのデータを不正利用した問題
この一件によって・・・
米国で顕著な「Facebook離れ」が起こっているとの調査結果が発表され、世界的に話題になっている。
米国のフェイスブックユーザーのうち42%が、過去12か月の間にフェイスブックを「一時的に利用しないことがあった」と回答
「スマートフォンのFacebookアプリを削除した」と回答したユーザーも「18歳~30歳未満」がトップの44%となっており、若い年齢層ほどFacebook離れの傾向が強い
さらに流出は続いていて・・・
Facebookユーザーのうち最大680万人の写真データが、バグによって外部の開発者が閲覧できてしまう状態になっていたことが明らかになった。
9月のほぼ2週間にわたって、バグによってサードパーティーの開発者が最大680万人のFacebookユーザーの写真を見られるようになっていたのだ。
最近では・・・
The New York Timesが現地時間で12月18日に報じた内容によると、150社以上の企業にユーザーの個人情報の共有を許可していたとのことです。
Facebookは、NetflixとSpotifyに対してユーザー同士のプライベートメッセージを読めるようにしていて、さらにMicrosoft、Amazon、ソニーといった、巨大テック企業に対しても、ユーザーの友人のデータにアクセスできるようにしていたということです。
#DeleteFacebookの動きは、筆者の周りで続いている。こう何度もセキュリティ関連に懸念を抱かせる「事件」が続くと、今後何も解決しないとユーザーが感じても不思議ではない。
(ザッカーバーグ氏は)「Facebookの今後の主な目標は、すべてのシステムをとユーザーを安全に保ち、世界中の民主主義を傷つけないようにすることだ」としています。
Facebookには「人々がどのようにツールを使用するかの結果に全責任を負う必要がある」ことを認めザッカーバーグ自身が「今日のFacebookが世界に及ぼす影響の大きさをわかっていなかった」と反省の言葉述べています。
同氏はインタビューで、フェイスブック会長を辞任する考えはあるかとの質問に「その予定はない」と答えた。
一連の危機への対応が批判されているナンバー2のシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)についても「この10年間、私の大事なパートナーだった。共に成し遂げた仕事を心から誇りに思っているし、今後何十年も力を合わせていきたい」と述べた。
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