◆難聴
耳科学的には、聴覚の諸機能の感度や精度が若年健聴者、即ち、耳科学的に正常な18歳から30歳までの多数の評定者の聴覚閾(域)値の最頻値 (0dB HL) よりも劣っている事とされる。
▼近年、『イヤホン難聴』や『ヘッドホン難聴』が増えています
スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーの普及により、私たちは好きな曲を機器に保存して気軽に音楽を楽しめるようになりました。
ジョギングやウォーキングの際に、音楽を聴いたり、電車の中で動画を見るのに、イヤホンを使ったりと、イヤホンを利用することは日常生活の中でも多いのではないでしょうか。
一方で注意が必要なのが、若年齢の難聴。耳は音の大きさだけでなく、音を発しているものまでの距離が近いほど聴覚にダメージを受けやすいため、特にヘッドホンやイヤホンを長時間使っていると難聴を起こしやすいのだ。
▼電車で音漏れをしている人を見かけることありませんか?
イヤホンやヘッドホンを使っている場合、周りを気にしないでついライブ並みの大音量を出してしまいがちです。
特にが心配なのは、周囲が騒々しい電車やバスの中でのリスニングである。イヤホンやヘッドホンから流れる音楽が聞こえづらく、ついついプレーヤーのボリュームを上げてしまいます。
難聴は基本的には徐々に進行していくため、無意識のうちに聞き取りにくい状態に慣れてしまい、衰えに気付きにくいのだ。
電車内で「音漏れ」するまで大きな音量で音楽を聴いている若者っていますよね? 聴いている本人は気持ちがいいんでしょうが、あれって周りに迷惑がかかるだけではなく、自分の耳に大ダメージを与えているんです
つまり、「電車の中で気持ちよく音楽が聴ける」というのは、「難聴になる危険性がある」ということなのです。
▼難聴になる基準
耳が耐えられる、音量と、それにともなった時間の長さを知らないと、知らないうちに耳にかなりの負担をかけているかもしれません。
ヘッドホンメーカーのシュアーより出されている基準ですと、90dBで8時間、95dBで4時間と5dB上がっていく事に半分の音で、難聴になる危険性が上がっていきます。
95 dB~105 dBまでの音量は、カラオケ店から電車の通過時のガード下の音でかろうじて生活音ですが、110 dB以上は飛行機のエンジンの近くの音に例えられています。
▼耳鳴りやめまいがしたら要注意!
イヤホン難聴は軽度の場合、騒がしい場所などでの会話が聞きとりずらくなったり離れたところから呼ばれても気づかなかったり耳鳴りがしたりします。場合によってはめまいがしたりする場合もあるようです。
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