暑くなる夏に必須アイテムの「扇風機」や「エアコン」
いよいよ夏到来。これからの暑さを乗り切るための必需品といえば、扇風機とエアコンです。
梅雨入りを前に気温や湿度が高い日が続く。
暑さをしのぐため扇風機やエアコンを使い始める人も多い
◇毎年、6月~8月は扇風機やエアコンの火災事故が多く発生している
毎年、6月~8月は、古い扇風機の部品劣化や、エアコンの電源コードの不適切な接続などによる火災などの事故が多く発生しています。
扇風機から煙が出たり発火したりする事故が毎年のように発生しています。
製品の経年劣化などによる火災には注意が必要だ。
◇長年の使用で経年劣化による発火の恐れがある
2011〜16年度に扇風機やエアコンによる事故は計687件あり、7割近い463件が火災につながった。
扇風機による火災は116件。15年度までの5年間に限ると90件で、56件が6〜8月に集中した。
経年劣化による事故は、年数が経つにつれて増加する傾向にあります。
◇扇風機の火災事故は、製造から10年以上経っている製品で多く発生
特に扇風機の火災事故は、製造から10年以上経っている製品で多く発生しています。
コンデンサーやモーターコイル等の電気部品や扇風機の首振り部分は、長期の使用によって劣化していきます。
長年使った扇風機は電気配線やコンデンサーなどの部品が劣化して発熱し、機器の樹脂が燃え始めるという。
◇扇風機とエアコンの事故事例
扇風機の事故事例
約38年の長期使用によって、モーターの部品が劣化してスパークが発生し、扇風機と周辺を焼損したと考えられる。
エアコンの事故事例
家人不在時にエアコンから発火し周辺を焼損した。エアコン洗浄時に内部のモーターに洗浄液が付着したため、トラッキング現象が発生し、発火に至ったと考えられる。
使用する前に扇風機やエアコンに異常がないかを確認しましょう
10年以上使用している扇風機は細かく点検し、異常があれば、すぐに使用を中止してください。
経年劣化による事故は、年数が経つにつれて増加する傾向にあります。
首振りの動きが鈍かったり異音がしたりすると、火災につながる恐れがあるという。松田消防司令は「使用年数は10年がめど。異変に気付いたら使用をやめるべきだ」と力を込める。
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