■人手不足・人材難が深刻な問題となっている
2017年は人手不足に始まり人手不足に終わる年だった。
製造業と非製造業を問わず、積極的な設備投資の背景にあるのは、深刻な人手不足である。
人手不足については「少子高齢化ですよね、結局。技能工がいなくなっている」「設計図は出来るんですが、そこから先が進まない」
建設業界の現状です。
東京商工リサーチや帝国データバンクによれば、「求人難」「人手不足」による倒産が増加しているという
会社は、トラックを売却するなど、身の丈を縮めてしのごうとしました。しかし、売り上げが減り続けていく中、去年、経営が破たんしました。
一方、売り上げが伸びても、人件費の負担が増えて経営に行き詰まるケースも起きています。
■このような人手不足・人材難の救世主になるかもしれないのが「アルムナイ」
国内では転職市場が急拡大していて、転職サイトの登録者数の伸びは、およそ10年で6倍を超えています。そうした中、いま「アルムナイ」という言葉が注目されています
最近になって採用界隈で度々耳にするようになってきたキーワードに「アルムナイ」という概念があります。
「アルムナイ」という言葉が徐々に聞かれるようになっています。しかし一般的にはまだ馴染んだワードではなく、実際に耳にしたことがある方は、少ないかもしれません。
■アルムナイとはいったいどんな制度なのか?
そこから派生して、企業の卒業生、つまり退職者やOB・OGのことも意味します。一般的には定年退職者以外の離職者を指します。
外資系企業では、退職した社員も人的資源としてとらえていて、彼らを組織化して定期的な交流を持っている場合があります。
■このアルムナイを企業が利用・活用し始めている
企業側のメリットですが、アルムナイのネットワークを使えば、採用活動の助けになる
海外では名だたるグローバル企業がアルムナイの人材活用を始め、退職後も違うかたちで出身企業にかかわるケースが増えています
アルムナイ自身も企業のビジョンや風土を理解しており、企業はアルムナイのスキルなども理解しているので、採用後のイメージが付きやすく、非常に高いパフォーマンスを発揮してくれる可能性が高い
■定期的にアルムナイパーティーを開く企業も
外資系コンサルティングファームのアクセンチュアでは、「アルムナイパーティー」と呼ばれる、同社OB・OGの同窓会が毎年催されています。
企業のカルチャーや価値観を共有しているアルムナイだからこそ、彼らの紹介によるリファラル採用にも繋がりやすい。双方のタイミングが合致すれば、アルムナイ本人が再入社する可能性もある
■アルムナイネットワークという活用法も
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