■皆さんは何か買い物をしたくなったら出かけますか?
ここ数年、ネット通販の利用が急増し、宅配便の取扱個数が大幅に増えています。
お取り寄せや贈り物だけでなく、日用品の買い物などで利用している人も多いだろう。
ていうかネット通販の便利さに今更目覚めた、ボタン1つで注文できて家に届くとかどんなサービスだよ・・・リッチだな・・・
■ほしい商品をポチっとして、お支払方法を選択するだけ
通販って本当に便利だと思いませんか? ネットで欲しい物を探して、購入ボタンをポチっとして、自宅に届くのを待つだけなので、本当に楽すぎです!
これまでのネット通販では、届くまでに時間がかかることがネックでしたが、即日発送だけではなく注文したその日に商品が届く、当日配達をしてくれるネットショップが増えてきました。
■ただ、宅配業者を悩ます大きな問題があります
ネット通販がどんどん便利になってサービスによっては頼めば数時間届くようになった一方で、宅配業者にそのしわ寄せが行っているのは皆さんもニュースなどでご存じですよね。
大手ネット通販業者など大口顧客の値下げ交渉で単価が下がり、取扱量が増えても宅配業者の利益はそれほど増えていないという実態もあります。
「あっ、そういえば頼んでたなぁ…」。ポストに入っていた不在票を見て、しまったと思われる方も多いのではないでしょうか?
ネット通販で時間指定をしても、その時間になる前に、予定が入ってしまい、不在にしてしまうこともよくあります。
■全体の配達数の中の約2割が『再配達』となっているといいます
ネット通販の拡大により、2006年度は約29.4億個だった宅配便の取り扱い個数は、2016年には約40.2億個と、10年で3割近く増加。その約2割が「再配達」になっているという。
この再配達は、年間約9万人のドライバーの労働力に相当する。
宅配業者が再配達する件数が増えればトラックの走行距離が伸び、二酸化炭素(CO2)排出量の増加につながる
宅配便の再配達によってJR山手線の内側の約2.5倍の面積の杉林のCO2年間吸収量に相当する年間約42万トンのCO2排出量が増加しています。
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