・現在オンエア中のドラマ「この世界の片隅に」
女優の松本穂香が主演を務める連続テレビドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)
原作は累計130万部を突破した、こうの史代の同名マンガ。
主人公・すずを演じる松本穂香の演技力や、どことなく漂う“朝ドラ”感などが評価され、初回の平均視聴率10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)からさほど視聴率を落とさず、最新話の第4話は9.2%。
ドラマの舞台となっている広島地区では初回から第3話まで20%の大台をキープしていた。
・第3話以降の二階堂ふみの演技が話題に
松本穂香演じるヒロインのすずと浅からぬ縁で結ばれた広島県・呉の遊女リンが大人になって初めて出会うシーン
アニメ版のリンと比較して「ドラマの二階堂ふみはそれを上回った」という賛辞までがタイムラインを踊る。
すずとの会話のなかで母の死の事など自らの過去を語るなかでみせる憂いや悲しげな表情に「演技うますぎて見てるこっちがつらいよ」「二階堂ふみさんが出てきて、物語が急にしっとりし始め みんなが面白いというのがようやく実感」といった感想も。
・Twitterでも盛り上がっている
二階堂ふみさん…
お美しい…和服??似合う…
悪役もすき…
すごいなこの女優さんは
リン「誰でも、なんか足らんくらいで、この世界に居場所はのうなりゃせんよ」
良い言葉だねぇ。
二階堂ふみちゃんが、少し物悲しげに微笑んでこのセリフを言った場面、素敵だった。
何回でも聞きたくなるなぁ。
放送当初から原作漫画との違いが指摘されている実写ドラマ版に対し、こうの史代氏のファンが集まり本人も「こうの史代」として月に1回ほど投稿しているとみられるネット掲示板にコメントが投稿された。
「わたしはいちおう毎回、脚本を見せて貰ってチェックしているのですが、直してもらえるとは限らないみたいです。まあ、脚本の岡田さんがどう展開させたいかはわからないので、あんまり強くは言っていません」と、原作者としてのドラマ版との距離を明らかにした。
原作からの改変についても言及。「でも大丈夫…『六神合体ゴッドマーズ』よりは原作に近いんじゃないかな!?」とコメントした。
「ほぼアニメオリジナル作品」とも呼ばれるほどの作品となっている。「『六神合体ゴッドマーズ』よりは原作に近い」とすると、大半の映像化が当てはまることになるが、今回のコメントはこうの氏にできる精一杯の皮肉かもしれない。
・スペシャルサンクスを巡っても議論を呼んでいた
アフロ
FILE PHOTO: The Twitter application is seen on a phone screen August 3, 2017. REUTERS/Thomas White/File Photo GLOBAL BUSINESS WEEK AHEAD (Singapore) by 写真:ロイター/アフロ
丁寧な作品作りが魅力で、視聴率的にも健闘中の本作だが、かねてからのファンの中には「special thanks to問題」で衝撃を受けた人も少なくなかったよう。
これはのんを主人公役に迎え、大ヒットした同名アニメ映画の公式ツイッターが24日にツイートしたことを発端に起きている騒動。
アニメ映画版の『この世界の片隅に』製作委員会をスペシャルサンクスとしてクレジットしたところ、7月24日にアニメ映画版の公式Twitterで「当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」という否定が表明
スペシャルサンクスは直接的な協力関係にはなくても謝辞を表明するために使用されることもあるため、原作を同じくする作品同士でのクレジットを巡る異例の表明は、大きな注目を集めた。
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