訪日外国人が語る「日本あるある」
訪日外国人をインタビューするテレビ番組やネットの投稿などで、日本の清潔な街並みを賞賛する声を聞くことが多い。
ある中国人旅行者は、日本旅行に来て、噂にたがわず道路がきれいで、どこもかしこもきれいなことに衝撃を受けたという。
無意識にゴミを捨ててしまった外国人がいて、後ろを歩いていた日本人に、『何か落としましたよ』と喋りかけられていました
ゴミ箱の数にも若干困惑してて
日本に行ったことがある中国人なら分かるが、日本の街でゴミ箱を見つけるのは決して楽ではない。
「日本の街には分別用のごみ箱が12種類もあるという。あなたはそれを信じられるだろうか」
ゴミを入れるためのビニール袋を携行しておいたほうが良いことや、日本のゴミ箱の多くは種類ごとに分けられていることを紹介
実は日本のゴミ箱には長い歴史が
当時、汚物掃除法という法律の制定に伴い、塵芥箱(じんかいばこ)が設置されることになります。これが今でいうゴミ箱です。
今までの不衛生なゴミの処理の仕方によって、コレラなどの伝染病が蔓延してしまい、政府はゴミ箱設置に乗り出したというわけです。
そして、1964年に分岐点が・・・
東京でオリンピックが開催されることが決定された昭和30年代前半、関係者の頭にあったのが「きれいな東京」。
東京オリンピックに先駆けて1961年に登場したのが蓋つきで各家庭ごとに持ち運びができるポリバケツ容器だったのだ。
1995年には地下鉄サリン事件が発生
街や駅のゴミ箱が明らかに減少したのは、1995年の地下鉄サリン事件、あるいは、2001年の同時多発テロ以降だろう。
それ以降、コンビニエンスストアの店頭を除けば、現在もその数は大幅に減ったままだ。
そして、2020年に開幕する東京五輪
滞在中に最も失望したことや不便に感じたことについて尋ねた結果、「街中環境(ゴミ箱がないこと)」を挙げた人が16分野の中で6番目に多くなりました。
主に繁華街では、国内外から観光客が集まるという特性もあり、大量のゴミが散乱しているため、対策が必要
英国の駅では透明ポリ袋を下げるだけのゴミ箱が一般化し、デンマークでは電車内にもゴミ捨て用のポリ袋が設置されています。
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