死者が900人にも…インドを襲っている大雨被害が世紀末すぎる

北海道檜山地方の厚沢部(アッサブ)町付近では、きょう16日22時までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました

渡島管内八雲町では国道の２カ所で土砂崩れが発生した。１７日午前にかけ雨は降り続く見通しで、気象台は土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼び掛けている。

青森県では気圧の谷や寒気の影響で局地的に雨雲が発達しています。青森県むつ市西部付近ではレーダーの解析で17日2時10分までの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降った

活発な前線の南下に伴い、16日(木)午前中は石川県は断続的に激しい雨が降り、11時頃からは加賀エリアを中心に雨が強まってきました。

石川県の金沢では、たたきつける雨のしぶきで視界が悪化。午後１時５０分までの３時間に降った雨量が過去最多を記録

湿った空気の影響で、北から南まで広い範囲で激しい雨が降っており、局地的には息苦しくなるほどの猛烈な雨となっています。

インドでは、モンスーンと呼ばれる雨季に入っていて、南部や北部など国内の広い範囲で断続的に激しい雨が降り続いています。

インドで続いている大雨による洪水や土砂崩れの被害は、さらに拡大して死者が900人に上り、インド政府は、軍の部隊を出動させて住民の救助や支援を急いでいます。

州の全土でボートが出動し、洪水によって孤立した数千人の救助に当たっている。当局は漁船にも救出活動を支援するよう呼びかけているという。

南部ケララ（Kerala）州を襲っている洪水で、同州の災害管理当局は16日、AFPの取材に対し、死者が106人に達し、15万人近くが避難所に身を寄せていることを明らかにした。

当局によれば、ケララ州全域でこれまでに数百の村が冠水したほか、道路1万キロ余り、家屋数千軒で損壊・倒壊を含む被害が発生

近くのコーチン国際空港も滑走路に水があふれ、18日午後までの閉鎖を決めています。インド政府は軍隊を派遣し、これまでに孤立した住民など2000人以上を救出したとしています