◆自虐ネタから始まった人気番組『あさイチ』新体制
V6の井ノ原快彦(41)とNHKの有働由美子アナ(48)が3月末で降板。番組は2人の絶妙なトークのやり取りで高視聴率を維持し続け、朝の情報番組を独走してきた。
2018年
新MCのお笑いコンビ・博多華丸・大吉と近江友里恵アナウンサーが初出演。大吉は冒頭で視聴者に向けて「違和感しかないでしょ。お互いさまです」と自虐まじりにあいさつした。
2018年4月
◆すぐに「違和感なし」と評価されるなど順調にスタート
初々しいドタバタを期待していた視聴者にはちょっと期待ハズレだったかもしれないぐらい、ソツのない堂々の滑り出し。
「違和感」というワードと共に始まった新体制。しかし初週の放送を終え、視聴者からは早くも「違和感がなくなってきた」との声が多く上がっている。
あたふたする近江アナ、よいしょっと番組を進行する大吉、いつもどうしたらいいのかわからなそうで面白い華丸。有働・井ノ原が作ってきた『あさイチ』とはまったく違う空気の番組だが、「これはこれでいいのだ」と思える。
◆『あさイチ』恒例の“朝ドラ受け”も引き継いだ
前MC時代は直前まで放送している連続テレビ小説の感想を語り合う“朝ドラ受け”が人気だった。
彼らは2010年に「あさイチ」がはじまってからずっと司会をやって来た。そのとき一緒にはじまった朝ドラ「ゲゲゲの女房」を見て、感想を語り、それが「朝ドラ受け」と呼ばれるようになって習慣化。
井ノ原&有働アナ時代から、たびたび話題を呼んでいた恒例の“朝ドラ受け”も、新MC陣に引き継がれた。
◆特に華丸は熱心で「朝ドラ評論家」とも呼ばれる
博多華丸・大吉の“朝ドラ受け”は「半分、青い。」の展開ともあいまって、破天荒なヒロインや登場人物に冷静なツッコミを入れるスタイルが定着しつつある。
中でも朝ドラウォッチャーを自認する華丸は、たびたび独自のコメントでファンから「朝ドラ評論家」の異名をとるほどの存在。
木曜日に急展開することが多いことから「ムービングサーズデー」なる言葉も生み出したほどだ。
◆時にはストーリー展開などへの辛口コメントも
華丸が“朝ドラ受け”で、「ムービングサーズデーにも程がある」と、「半分、青い。」の劇的展開に驚きの声を上げた。この日は、秋風の元を離れた鈴愛(永野芽郁)が、新たな職場として100円ショップで働き出す。
2018年7月5日
華丸が斎藤工演じる元住吉祥平に「それじゃ解決にはならんからね!」と興奮気味に呼び掛け、大吉が「落ち着いて!」と呼び掛ける一幕があった。この日は、元住吉が涼次に電話をして謝罪した後、雨降る中、ベランダの手すりに手をかけたシーンで終わった。
2018年7月25日
華丸が朝ドラ受けで、「半分、青い。」でのあまりに早い展開に「ちょうだい、紆余曲折!」と訴え、ネットでも同調の意見が広がった。この日、鈴愛の娘・花野がおたふく風邪を発症したものの、心配された耳への影響はなく。そしてあっという間に4年が経過。
2018年7月31日
◆ついには脚本家・北川氏と衝突 1対1の直接対談へ
6月25日の放送では、律の突然のプロポーズに面食らった華丸が「おかしいやろ?だって(律は)帰る予定だったんでしょ?なんであんた急に。これはオフサイド。プロポーズのオフサイドです!」と納得いかない様子。
しかし、朝ドラの脚本家・北川悦吏子氏も黙っていない。「華丸さん、直接、お話したいです!!」などとTwitterで即反応し、度々ドラマの内容や展開を自ら解説。
9月11日、MCの博多華丸が連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合ほか)の脚本家・北川悦吏子氏と1対1で対談する予定であると明かし、ファンの関心を集めている。
後日『あさイチ』で放送予定
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