■スルガ銀行
アフロ
A signboard of Suruga Bank on display outside its building on May 16, 2018, Tokyo, Japan. (Photo by Rodrigo Reyes Marin/AFLO) by 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ
スルガ銀行株式会社(スルガぎんこう、英称:Suruga Bank Ltd.)は、静岡県沼津市に本店を置き静岡県・神奈川県を主たる営業エリアとする日本の地方銀行
スルガ銀行は、静岡発祥の地方銀行でありながら、革新的な社風が根付いており、業界でも新しい様々な商品を展開
■スマートデイズ破たん融資問題で話題に
女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズが破綻し、投資資金を貸したスルガ銀行の業績を直撃
シェアハウス「かぼちゃの馬車」投資を巡る騒動が、主にその投資資金を融資していたスルガ銀行に飛び火した。
かぼちゃの馬車は、空室が多いため収益性に乏しく、さらに将来その空室が減るという具体的な根拠もなかったことから、通常であれば審査の段階で融資を行わないという意思決定をすべきと考えられる
しかし、スルガ銀行は融資を行い続けました。
■見込みのない物件に融資を続けた理由はスルガ銀行のずさんな管理体制
提携企業、物件担保評価、投資家の与信。スルガ銀行は、どれもザルだった。『三ザル』ですよ。スルガの乱脈融資で不動産投資のマーケットは荒れてしまいました
投資用不動産販売会社の役員の証言です。
スルガ銀行はもともと、他の銀行では融資が降りないような、比較的信用の低い顧客にも融資を行うことで知られている。
シェアハウスの不正融資はスルガ銀行の一部支店による暴走とされてます
■通帳改ざんや売買代金の水増しが…
審査を通りやすくするための通帳改ざんや、過剰融資を引き出すために売買代金を水増しした二重契約書が作られていた事実が明らかに
利益をあげるためにとにかく貸付を行わなければならず、審査基準が他行と比較して緩かった
経営幹部の辞任や金融庁の厳しい処分が避けられない情勢だ。
■そして更に、業績を上げるために銀行とは思えない「パワハラ」も
行員およそ100人が偽装に関与していたとして、組織ぐるみの不正と認定。多くの行員が、不正に走った理由として、上司からの激しいパワハラを指摘
「数字ができないと『お前の家族皆殺しにしてやる』と言われた」「『数字ができないならビルから飛び降りろ』と言われた」「目標達成率が低いと椅子を蹴られ、机を叩かれて恫喝された」などと複数の行員が証言
達成できないと「首をつかまれ壁に押しあてられ、顔の横の壁を殴られた」「死んでも頑張りますといったところそれなら死んでみろ」と言われたなど、どう喝する企業文化があった
スルガ銀行による不正融資の原因を調べていた第三者委員会が会見し、日常的にパワハラが横行し、経営陣が問題を放置していた責任を厳しく指摘
この調査報告書を受け、スルガ銀行は、創業家出身の岡野会長や米山社長ら5人が辞任し、新社長には、有国取締役が昇格した。
有國新社長は「取締役等責任調査委員会」を設置し、すでに退社した取締役、執行役員を含めて法的責任の有無を判断し、対応していくことを明らかにした
■このパワハラはとんでもない…
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