■ストレス疾患は増加の一途を辿っている
昨今の日本の労働環境において、メンタル疾患が原因だと考えられている離職が社会的に問題になっています。
2017年に仕事が原因の精神障害で労災認定を受けた人は506人で、初めて500の大台に乗った。
2015年12月には、従業員50人以上を抱える事業場に対して、ストレスチェックが義務化されました。
厚生労働省の発表によると、ハラスメント(職場での嫌がらせ)で労災が認定されるケースは増加している。
業務による心理的負荷としての出来事に着目すると、全体では長時間労働関連が46%、事故・災害関連が30%、対人関係関連が21%
ますます激しくなる競争社会、管理社会のなかで、現代人は多くのストレスを抱えており、それが原因で「こころの病」にかかる人が増えている
パワハラ、職場の人間関係…
人間関係の悩みは、結局どこに行っても生まれる。
もっと気軽に、1人でも独立して働いていけるような環境が日本で定着したら変わるかなぁ。
今日早くに終わらないかな〜って思ったけど終わるわけないか…
いくら頑張ってても仕事場の物が不調すぎて無駄な残業多すぎる…
上の人はどうにかしようとしてない感すごいし
私らに残業させた方が安上がりなんだろうかって思えてくるわ〜だはは
■このようなストレスの改善法として「書くだけ」という方法が注目されている
日記を書いてみてはどうか? 書き方によっては記憶を整理するだけでなく、自らの生活習慣の是正やストレス解消となって意外な健康メリットをもたらす
週3日・1日20分程度、つらい思いをした経験やトラウマをエッセーのように書き出すだけ。ネガティブな経験を書き出してストレスを自己開示するだけで、ストレスと関連する慢性疾患や不調の症状が改善する
この療法では感情について書くことがポイントだ。具体的には、「過去に起こった出来事と、そのときに感じたストレスやつらい思い」について書く。
■この方法は「感情日記」といい、様々な効果をもたらすという
「外科手術を受ける患者が、術前に1回15分の”ライティング(writing=文章を書くこと)”を3日間行ったところ、術後の傷口の回復スピードが2倍速かった」
高血圧、腰痛などの慢性痛、関節リウマチ、ぜん息、ヘルペス、不眠症、うつ、がんの痛みといった医療面から、学業成績や男女関係などの生活面まで
つらい経験や日々の苦悩がストレスになると、それによって頭痛などの痛みが生じたり、ホルモンバランスが崩れたり、内臓疾患につながったりもする。感情日記は、これと同じような作用によって、全く反対の効果を及ぼす
■「自分の感情に向き合う」という姿勢が大事
紙に書くことによって、「自分はこういうことを思っていたんだ」「こんな感情を抱いていたんだ」ということがわかります。このように自分の感情と向き合うと、その感情を受け入れられるようになる
自分の感情や不安な気持ちをしっかり認められる人は、緊張したり不安に苛まれたときにネガティブな感情を感じづらくなります。
今までただモヤモヤとした気持ちの悪い感覚が、書くことによってはっきりと明確化され、同時に自分が本当に大切にしていること(=自分の価値観)に気づける
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