▼9月北海道を襲った地震
アフロ
Members of the Japan Self-Defense Forces (JSDF) search for survivors from a house damaged by a landslide caused by an earthquake in Atsuma town, Hokkaido, northern Japan, in this photo taken Septembe… by 提供:自衛隊/ロイター/アフロ
6日3時8分頃、北海道胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生.
最大震度7の北海道地震は土砂崩れや液状化現象、家屋の倒壊など多くの被害が出ている。
死者は40人に上っています。そして、今も2700人以上が避難生活を強いられています。
▼そんな震災に対し、私たちができることは
このような状況のときに、一般の人間ができることは限られている。義援金の募金と救援物資の提供。
災害が発生した時、全国から送られてくる救援物資は被災地の人たちの支えとなる大切なもの。
▼しかしその支援が時に迷惑となる事も…
物資を送るには注意が必要。善意で送ったモノが被災地の混乱を招くこと、被災者にとって迷惑なことも多い。
何日も前の新聞記事に乗っていたからといって、その後もずっと募集を続けているわけではありません。ウェブサイトで状況を確認したり、あるいは団体の事務所に電話をして確認することが必要。
▼過剰に集まった物資を処分する事も
震災を受けてからライフラインが復旧するまで、また救援物資が届くまでには、ある程度時間がかかります。
95年の阪神淡路大震災の際には、こうした「使用できない救援物資」の処分で、被災した自治体が2800万円の費用を投じたケースも。
▼物資を送る際の基本
「支援物資は段ボールに1種」というアナウンスがなされているのです。これらの「一か所に集めての一斉送付」こそが、円滑に被災地を支援することになると考えています。
いろいろなものが入っているとすべての箱をあけて整理しないと配布できません。
仮に1万人が個々に救援物資を送ったら、物資の数も1万個。20人づつまとめて送れば500個で済みます。梱包資材のゴミが少なくなるのはもちろん、仕分け作業の負担も大きく軽減。
95年の阪神淡路大震災では、約43万個に及ぶ「個別包装」の救援物資が神戸市に届いた。震災に伴う交通網の乱れから、市は24時間体制での対応を余儀なくされたほか、膨大な物資の仕分けや配布に多くの人手を割く必要が出てしまった。
救援物資は個人では送らず、区市町村などでまとめて送りましょう!現地の人手が足りなく、個人で送っても仕分けが追いつかないそうです。
支援物資よりも、義援金や将来観光に訪れるという形での応援をおすすめします
もし支援物資を送る場合は、報道などで被災者のニーズを先読みし、仕分けの手間がかからないよう物資は1箱に1種類とし、品目名を大きく書いて発送してください