■世界で1年間に交通事故で死亡する人の数は約124万人
アメリカのワシントンポスト紙によりますと、世界で交通事故によって死亡する者の数は年間で124万人
世界保健機関(WHO)によると、2013年の全世界交通事故の死者は約125万だそう
第1位 アメリカ 154万7797件 第2位 日本 73万6688件 第3位 インド 48万6384件 第4位 ドイツ 31万0806件 第5位 中国 23万8351件
こちらは交通事故の発生件数です。
■この交通事故による死者数を大幅に上回るのが「飲酒による死亡者数」だ
WHO=世界保健機関が21日、「アルコールが原因で世界で毎年300万人以上が死亡している」とする報告書を発表
その数はエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)や暴力、 交通事故による死者数の合計を上回る
飲酒は、世界の死亡率と障害調整生存年数(DALY)の7番目に該当するリスク要因
■飲酒による交通事故や自傷行為による死亡が多い
全体の28%を占める交通事故や自傷行為で、このほか、消化器系の疾患や心臓血管系の病気も主な死因に
アルコールが原因で死亡した15~49歳の男性の数は2016年に300万人に上るという。これは全死因の12%に相当する。
10年前、20年前に比べ、飲酒運転に対するイメージはだいぶ厳しくなった気がします。しかし、飲酒運転が撲滅されたかといえば、そうでも無く、依然として飲酒運転による事故が絶えません
飲酒運転でひき逃げをしたとして逮捕された元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告(33)
酒を飲んで車を運転し、女性をはねてケガを負わせ、そのまま逃走したとして逮捕された
この事件報道を接したとき、一番に思ったのは、飲酒の怖さでした。「飲酒運転」ではなく、「飲酒」です。
■ガンへの影響もあるという
ワシントン大学の研究チームがこれまでに行われた飲酒についての膨大なデータをまとめた研究によると、アルコールは少し飲み過ぎただけでも健康リスクを引き起こす
がんの死亡リスクはアルコール摂取量が多いほど増加し、健康損失を最小限に抑える飲酒量はない
女性を対象に、飲酒習慣とがんのリスクを調査したところ、がんの症例のうち最大13%が飲酒と関係していた
■更に肝臓病や痴ほう症にも関連が
アルコールによる障害はすぐには出ないため、“俺は大丈夫”と思い込んで安心していると、大変なことになる。アルコール脂肪肝やアルコール性線維症、そして肝炎から肝硬変へと移行してしまう。
アルコールの飲み過ぎは、心筋梗塞、脳卒中、がん、肝硬変、2型糖尿病、膵炎などの原因になり、交通事故などの傷害も引き起こす
神経伝達物質のゆがみが短期的な記憶障害(例えば大酒を飲んで記憶が飛んでしまうなど)、そして認知症を含む長期的な認知障害につながる可能性がある
■以上のような恐ろしさによりWHO(世界保健機構)は対策を求めている
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