富田林逃走の男が山口県内で逮捕‥48日に及ぶ逃走劇に様々な声

大阪府警によると、12日午後、富田林署の留置場に勾留されていた容疑者の男が逃走

警察は、留置施設を壊して逃げたとして「加重逃走」の疑いで全国に指名手配し、連日3000人の警察官を動員し、行方を捜査

今年５月から大阪府警富田林署に勾留されていた無職・樋田淳也容疑者

富田林署の接見室で１２日午後７時半頃から弁護士と面会。同８時頃に弁護士が退出後、

仕切りとなるアクリル板を押して隙間から面会者側のスペースにすり抜け、署内の裏口から逃げたとみられる。同９時４５分頃まで誰も気付かなかったという。

先月、大阪の富田林警察署から逃走した樋田淳也容疑者(30)とみられる男が、山口県内で身柄を確保されたという

捜査関係者によると、店舗内で万引きし、窃盗容疑で逮捕されたという。

容疑者の身柄が確保されたのは、道の駅「ソレーネ周南」。

容疑者は２９日午後５時５５分ごろ、餅１袋など１０５３円相当を盗んだ疑い。

容疑者は、餅やロースカツ、菓子パン、缶コーヒーなどを万引き。服の中に隠す様子を警備員が確認

大阪府警や山口県警などによると、坊主頭にしていた樋田容疑者は黒い帽子をかぶり、上が青、下が黒のウインドブレーカーを着用。変装するかのように、サングラスをかけていた。

「何するんか、離せ」。樋田容疑者は同県同市の道の駅で万引きしているのを見つかり警備員に取り押さえられた際、そう叫んだという。

これまでの調べでは、逃走後にひったくりを繰り返し、計約４万円を得ていたとみられる。

しかし、逮捕時の所持金はわずか２８０円だった。

調べに対し「万引きはしていない。名前や住所は言いたくない」などと供述しているという

警察は、今後、加重逃走の疑いで逮捕したうえで、大阪に身柄を移し48日間にわたった逃走中の行動などを調べることにしています。