■自律神経
私たち人間の神経は、脳や脊髄にある中枢神経と全身にある末梢神経の2つに大きく分けられ、末梢神経には体性神経と自律神経があります。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つを合せた呼び方のことです。交感神経は、体が緊張したりする時に高ぶります。逆に副交感神経はリラックスした状態に優位になります。
手や足などの筋肉を動かす運動神経とは異なり、われわれの意思とは無関係に「自律」して、体の各臓器をコントロールしている。例えば、心臓の拍動、呼吸、体温、消化、ホルモン分泌などは自律神経の働き
■この自律神経が乱れてしまうと様々な不快症状が生じる
自律神経が乱れてしまうと、疲労が溜まりやすくなり体の不調を招いてしまうこともある
体のあちらこちらに不調が生じていたり、何となく調子が悪い日が続いていたりする人は、自律神経系が乱れ「自律神経失調症」の状態になっているかも
首、肩周りの筋肉が凝り固まり、肩の力が抜けにくくなってしまうということがあります。リラックス状態を促す副交感神経も乱れてしまい、肩こりも悪化しがち
■この自律神経を更に乱してしまう要因としてあるのが「悪い考え方」
自律神経失調の症状がある方の多くは、そもそもストレスを抱えていて、悩みが頭の中でグルグルと回っています。あなたも、ふと気がつくとストレスになっている仕事や人間関係などで頭がいっぱい―
つねにネガティブな気持ちだと幸福感は妨げられ、ストレスと不安のレベルが上がり、究極的には健康にも影響が出る
■このような悪い考え方を変えるにはどうすればいいのか?
自分はネガティブなサイクルに入っているということに気づき、それを認めよう。自分に向かってこう言うのだ。「私は良くなかった評価にこだわっている」「私は選挙の結果にこだわっている」
その上で、他人にアドバイスするように自分の心に対策法を言い聞かせるようにします。
無理して100点取るよりも、無理をしないで90点取れればいいという考え方に切り替えましょう。
完璧主義をやめましょう。
1週間を7日と考えて、7分の6はうまくいっている。失敗したのは7分の1だから、たった1日うまくいかなかっただけだと思うようにする
うまくいかなかったことを過大に評価するのをやめるようにしましょう。
■決めつけないよう、何事も「客観的」に事実に基づき判断する
よくない出来事があったら、いつもよくないことばかりだと思ってしまったり、たった1人に嫌われただけなのに、みんな私のことが嫌いなのだと思ってしまうような思考パターン
このような思考パターンにならないように注意します。
自分が不安を感じている → だから失敗する 自分の気分が落ち込んでいる → だからこのままやらないほうがいいなど、自分の感情によって世の中の正しさを決めたりしていませんか?
深く考えすぎない 人は誰しも多かれ少なかれ失敗・挫折を経験しています。今、起きた失敗を反省するのはいいですが、過去に起こったことを考えても変えようがありません
■そして前向きな思考をするように心がける
帰りにおいしいものを食べて帰ろうとか、次の休みに旅行に行くことを思い浮かべるなど、とにかく楽しいことを頭に思い浮かべるようにしましょう。
ポジティブな人と会話をすると勇気をもらえます。あなたがマイナスに捉えていたことにも何か突破口や助言をしてくれる
ポジティブな考えは、周りにも拡散していきます。つまり、自分の周りにそういう人がいれば、あなたも明るい気持ちで毎日を過ごすことができる
周りの人にも笑顔を分けてあげましょう。
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