●Apple製のデバイス同士で写真などを共有できる「AirDrop」
iPhoneやiPadなどApple製のデバイス同士であれば、写真や連絡先などを一瞬で共有できる「AirDrop」。
近距離にある端末同士で、写真やファイルなどをワイヤレスで送信できる仕組み。
手軽に送ることができる上、送信のスピードが速いのも大きな利点
ネットを介さず端末同士で直接画像などのデータをやりとりできる機能で、7年ほど前から搭載されています。
●そんな中、最近「AirDrop痴漢」が相次いでいる?
この機能を使って、見知らぬ人から猥褻(わいせつ)な画像が送られてくる被害が国内でたびたび報告されている
これを「AirDrop痴漢」と呼びますが、ラッシュ時の満員電車の中で被害を受ける場合が多いとのこと。
●「AirDrop痴漢」の仕組みとは?
AirDrop機能をオンにしていると、自分の端末のユーザー名が半径数メートル以内のApple端末に「(名前)のiPhone」などと表示されてしまう。
犯人はその中から女性の名前を探って狙いをつけ、卑猥な画像を送りつける
送りつけた相手は送られた被害者の反応を見て楽しむというものです。
AirDropで画像を共有するときには、「Kyoko’s_iPhone」などのように、近くにあるiPhoneやiPadの端末名が表示されます。
●「AirDrop痴漢」で書類送検された事例もある?
大阪府警は15日、iPhoneの「AirDrop機能」を使用し、電車内で他人のiPhoneにわいせつな画像を送りつけたとして、
和歌山県に住む会社員の男性を府迷惑防止条例違反容疑で書類送検した。
乗客の1人が目の前にいた男性がiPhoneを操作していたことに気付いたことで事件が発覚したという。
●7月には、電車内で「AirDrop」利用で会社員の男が逮捕されている
今年7月には、兵庫県の電車内で「AirDrop」を使って女性にわいせつな画像を送りつけた会社員の男が逮捕されている。
画像を送りつけられた女性が向かい側に座っていた男の写真を撮影していたため、逮捕に繋がったそうです。
・被害者の多くは女性で、男性の被害も報告されている
被害者の多くは女性ですが、男性に対しても「グロ画像が送られてくる」などの被害が報告されています。
写真を送るだけでなくメモも送れるので、不正なサイトへの誘導やナンパも可能
●ネットでは「AirDrop痴漢」に様々な声が上がっている