▼ブラック・ジャックの原点ここにあり!
原作:宮崎克 漫画:吉本浩二
医療漫画の金字塔「ブラック・ジャック」が生まれた時代の手塚治虫氏に焦点を当てたノンフィクション漫画。
手塚治虫氏の制作や創作に関するエピソードが、関係者の証言から忠実に描かれている。
タイトルに「ブラック・ジャック創作秘話」とあるが、実際は手塚治虫氏の制作現場を取り扱っている。
ブラックジャック創作秘話と言うよりは、ブラックジャックの時期の手塚治虫の制作の現場、と言うべき内容
現在じゃ考えられない厳しい制作現場、オーバーワーク、そして熱意とスピリット!「手塚治虫は漫画の神様」と知ってはいたものの、この作品でその真の意味がわかる
▼弟子が語る藤子不二雄先生の素顔とは
作者:えびはら武司
「まいっちんぐマチコ先生」の作者、えびはら武司氏が、藤子不二雄氏の弟子だった頃のエピソードを描いた作品。
藤子・F・不二雄氏と二人きりで作業をしていたえびはら武司氏だからこそ知っている名作秘話が満載。
「ドラえもん」や「パーマン」、「怪物くん」「オバケのQ太郎」など。
ドラえもんの色が青になった本当の理由、当時スタジオの売れ筋ナンバーワンだった魔太郎がアニメ化されなかった理由など、そうだったのかと初めて知ることも多く、藤子ファンは必見
マンガを読んでいるだけではわからない貴重なエピソードの数々。感動しました!
▼あの国民的アニメを生みだした著者の人生が垣間見れる
サザエさんの作者の長谷川町子さんの子どもの頃の話から始まって、漫画家生活やサザエさんという本を出版したときなどのことなど、色々書かれている本
長谷川町子の生き様、戦争中、漫画弟子入りの話、いゃあすごいなぁ。 ポジティブシンキング、おおらかさがすごい
▼永井豪自らが語る執筆の舞台裏
作者:永井豪 ダイナミックプロ
「ノンフィクションに近いフィクション」と銘打たれた永井豪氏による自伝本。
「デビルマン」執筆の舞台裏を描いており、リメイクシーンも挿入されている。一部現代風にアレンジが加えられ、予知能力といったSFめいた要素も出てくるが、自伝本であることに違いはない。
「マジンガーZ編」や「キューティハニー編」、「Z&グレート編」もある。
『激マン!』は、さしずめ『デビルマン』創作の舞台裏を披露したドキュメントだが、タイトルが『バクマン。』を模していることからもわかるように、ひとつの漫画をどのように作り上げ、そして人気作に仕立てていくかのプロセスを熱く語った漫画でもある
自伝漫画としてまず面白いしそれ以上に漫画版デビルマン著者コメンタリー付きリニューアルといった不思議な趣向が凝っている
▼ヒーローを造った伝説の男たち
取材・脚本:小田克己 漫画:村枝賢一
大人気ヒーロー「仮面ライダー」。その誕生の裏側を描くドキュメンタリー漫画。
平山亨プロデューサーや大野剣友会、藤岡弘氏など、ヒーローの誕生に心血を注いだ男たちの熱き戦いの日々が始まる。
平山亨Pら「東映の熱き男ども」と「大野剣友会の面々」の大苦闘を熱く熱く描写した良作
こんな自伝漫画的なもので、号泣させられる日が来るとは夢にも思っていませんでした
▼多くの売れっ子漫画家を世に出した「漫画アクション」の誕生秘話
作者:吉本浩二
日本初の青年漫画誌「漫画アクション」が誕生したのは、1967年7月のことだった。
その2年前、後に初代編集長となる清水文人氏が、1冊の同人誌「マニア」を見つけたことからすべては始まる。
「漫画アクション」の知られざる誕生秘話を描いた漫画。モンキー・パンチ氏が、いかにして「ルパン三世」を作り上げたのかも秘話も読めるぞ。
第1巻は当時の看板漫画家だったモンキー・パンチにスポットが当てられており平凡な貸本劇画作家だった氏が苦難の末独自の作風を身につける過程は感動的である
作者は『ブラック・ジャック創作秘話』の吉本浩二氏ですが、個別の作品や人物ではなく、『漫画アクション』という雑誌そのものを舞台に設定した事や、回想シーンがない事もあり、途中でしょっちゅう現代に引き戻されてた『B・J創作秘話』と違って、スイスイ読む事が出来ます
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