■神戸市、学歴詐称が発覚した職員を懲戒免職に
神戸市は26日、最終学歴を詐称したとして、経済観光局の男性事務職員(63)を懲戒免職にしたと、発表した
大学を卒業していたにも関わらず、採用試験の際に高卒採用以下に限定されている区分を受験して合格し、1980年から勤務していたという
■学歴詐称は匿名の通報によって発覚した
市が匿名の通報を受けて確認したところ、78年3月に大学を卒業していたことが発覚した
市は2006年度に学歴の全庁調査をしていたが、この職員は上司に虚偽の報告をしていたという
■昨今、学歴は就職活動をする上でとても重要なポイントになる
未だに日本の企業の採用には、学歴差別は根強くあるといわれています
最終学歴が大学院卒、大卒、短大・専門学校卒、高卒などの差で、支払われる初任給に違いが生じます
「学歴が高い」、言い換えると、「偏差値が高い」というのは、ひとつの目安になる
■中には学歴を詐称して就職、転職活動をしてしまう人も
内定をもらうためには、少しでも良い印象を与えて仕事ができる人間だと思ってもらう必要があります
どうせバレないんだからやったもの勝ちじゃない?という意識が働く人もいるかもしれません
就職活動や転職活動で、自分の学歴を詐称してしまう方が少なからずいらっしゃいますが、果たして、こういったことが会社にバレてしまうことがあるのでしょうか?
■学歴詐称が発覚したことによって解雇となってしまう場合もある
ちょっとのことだと思い、軽い気持ちから詐称して就職してしまい、バレてしまったことにより解雇になったなどという、取り返しのつかないことになった方も存在する
就業規則などに懲戒解雇事由として「学歴や経歴を偽って雇用されたとき」などと明記されていなければなりませんが、仮にそのような規定が存在する場合には学歴や経歴の詐称を理由として解雇されることもある
学歴や経歴の詐称をした場合には、これらの内部規程により処罰される可能性が極めて高いといえます
■万が一、解雇とならなかった場合であっても働きにくくなる可能性も
解雇されなかったとしても、減給や降格、人間関係の悪化など、職場での風当たりは強くなるかもしれません
なにより雇用主との信頼関係が大きく損なわれてしまいます
■公務員などではいわゆる「逆学歴詐称」も
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