■轢いていないのに「轢き逃げ」ながら運転の自転車を異例の立件
2018年5月、東京・大田区で、イヤホンで音楽を聴きながら自転車に乗っていたところ、車と衝突し、その際、通りかかった自転車の女性(44)が事故に巻き込まれたにもかかわらず、救護をせず逃げた疑い
警察庁によると、直接、自転車が人をはねていない事故で、イヤホンの「ながら運転」が立件されるのは極めて異例
■一部始終が防犯カメラに捉えられていて発覚した
周囲の防犯カメラには、事故の後、壊れた自転車からタクシーに乗り換えて現場から走り去る医師の姿が映っていた
女性は頭の骨を折り、一時意識不明の重体になった。現在も入院している
これまでの調べに対し、「車とぶつかったことは認めるが、女性には気付かなかった」と容疑を否認しています
■近年、このような自転車の危険運転が問題視されています
歩行者として思うのは自転車はもう少しマナーを守ってほしいところ(歩道くらい歩かせてほしいし、一時停止はちゃんと止まってほしい)
■自転車は道路交通法で「車両」に分類されている
道路交通法上、自転車は「車両」と位置付けられています
事故を起こしたときも同様で、加害者になってしまったときには、被害者に対する賠償義務が発生することもあります
近年道路交通法が一部改正され、普段目にすることもある危ない自転車の運転も実は罰則の対象となっています
■自転車は時として重大な事故を引き起こす「凶器」となり得る
便利な移動手段であると同時に、重篤な事故を引き起こしかねない凶器になり得る「乗り物」であるという認識を、しっかり持つことが、まずスタートライン
運転する側は自分がけがを負ったり、他人を傷つけたりする可能性がある「危険な乗り物」という意識を常に持たなくてはいけない
そういった正しい認識を持つことが、自転車事故を防ぐ唯一の方法です
■しかし、交通ルールを知らなすぎる人が多いのが現状
自転車は子供からお年寄りまで誰でも自由に乗ることができる乗り物です
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