自殺や凍死で69人が死亡…「外国人実習生」の現状がかなり厳しい

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■改正入管法が成立しようとしている

国会審議がヤマ場を迎えた、外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法改正案。

出入国管理法改正案について、与党は、7日の参議院本会議で成立させる方針を固めた。

■外国人労働者の受け入れ拡大を定める法律だ

改正案は、新たな在留資格を設ける。一定技能が必要な業務に就く「特定技能1号」と、熟練技能が必要な業務に就く「特定技能2号」である

1号は在留期限が通算5年で家族は帯同できない。2号は期限を更新でき、配偶者や子どもを帯同できる。

来年4月施行ありきで急ごしらえでつくった法案であるため、中身がすかすかでした。外国人労働者受け入れ拡大の制度設計の具体は、法案成立後に政府が決めるという立て付けになっています

外国人労働者の受け入れ拡大ばかりが論議されており、法務省・入国管理局(入管)が難民を受け入れず、収容施設に長期拘束する等の入管による人権侵害への対応は、棚上げされたまま

■そんな最中、2015年~17年の間に「69人の外国人実習生が死亡」していたことが明らかとなった

外国人技能実習生が2015〜17年の3年間で、計69人死亡していたことが法務省の集計で分かった。

69人の外国人技能実習生が、溺死や凍死、自殺などで亡くなっていた実態が書かれていた。

死亡者の内訳は、男性が54人、女性が15人。年齢別では、20歳代が46人、30歳代が19人で10歳代も2人いた。出身国は中国が最多で32人、次いでベトナムが26人

■なぜこんなことが…?

死因は心筋梗塞や急性心不全、くも膜下出血などが目立ち、自殺は6人いた。実習後に船から落ちて死亡したり、現場に向かう車内で意識を失い亡くなった例も

■更に、行方不明者も多いようだ

低賃金や虐待などが理由で職場から逃亡する例が相次いでおり、2017年に7000人を超えた。

過酷な環境での労働を強いられ、逃げ出してしまう実習生も少なくない。2015年だけでも5803人もの外国人実習生が行方不明

道内の事業所から2017年に失踪した外国人技能実習生が過去最多の88人に上ったことが30日、札幌入国管理局への取材で分かった。

■なぜ外国人労働者たちは逃げ出すのか?

弁護士は「いわゆる失踪する実習生は、『警察に捕まったら助けてくれるのではないか』と考える。それくらい耐えられない環境なのです」と語った

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