今なお日本の裏側に残り続ける「部落差別問題」が悩ましすぎる

この記事は私がまとめました

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■まず、「部落差別」とはいった何なのか?

被差別部落(同和地区)の出身であることを理由に行なわれる差別が部落差別です。

部落出身者でなくても、部落差別にあうことがあります。例えば、部落出身者ではないが部落に住んでいる、部落に住んでいないが部落出身者と結婚している、部落と隣接していることなどを根拠に部落ではない地域が部落とみなされる、などといった場合

■明治4年に廃止されるまで続いた「身分外身分階層(差別)」が尾を引いている

平安時代、死んだ動物の処理や、その処理にともなった皮で何かを作るなど、特殊な技能を持った人たちがいた。その人たちが住んだ地域が部落の発祥」

17世紀なかばから18世紀初め、多くの地方では、皮多は厳しい蔑称である穢多とよばれるようになった。幕府領では、1720年(享保5)穢多の年貢を「不浄」であるとして金納にし、1723年非人の見分けがつくように結髪を禁じるなど、差別が一段と強められた

川多=行刑や斃牛馬(へいぎゅうば)(死んだ牛馬)処理、さらには皮なめしに従事する人々

明治4年に明治政府により「穢多非人等ノ稱被廢候條 自今身分職業共平民同様タルヘキ事」との布告(解放令)が出され、以前の身分外身分階層が廃止されたことが明示された

■こんな古い制度の名残が現代も尚「差別」として残っている

部落問題によって、現在もさまざまな差別を受けている地域を「被差別部落」という。全国に部落は存在する(北海道、沖縄は除く)。

「友達の家に脅迫状が届いた」と告白。ほかにも、部落を理由に就職できなかった人や、結婚を機に部落にいる家族との縁を切り、行方不明になった人もいる。

私の父は結婚差別が原因で妹と音信不通になっている。近所の会社では就職差別が起こり、友人の家には嫌がらせの脅迫ハガキが届いた。

■現代でも根強く残り続けている

「周りが部落だとレッテルを貼ることで、そこに引っ越したら自分もレッテルを貼られると思って住みたがらない人もいる」

『産まれた子どもがいじめられたり差別を受けたりするかもしれない』と言われて、結婚をあきらめることもある」

部落解放同盟大阪府連合会の青年部長として活動している藤本真帆さんは、幼い頃、周りから「部落のくせにここで遊んだらあかんやろ」と叱られた

■そして最近では「インターネット」での部落差別が問題に

今、ネットに広がる悪質な部落差別が問題になっている。情報が一人歩きし、どのような意味を持つか深く知らない人も多い

被差別部落の情報をネット上で閲覧した人が、子どもの結婚相手の出身地を役場に問い合わせるなどの事態が起きている

「ネット空間」と「現実社会」のボーダーラインが曖昧になり、現実社会でもヘイトスピーチのように、公然と差別扇動が繰り返されています。

■部落関係者一覧リストなどを公開する輩も…

「親の名前や住所、電話番号が部落の関係者一覧リストに載せられた」という。一時期は無断で「家系図や写真までネットに掲載されていた」

YouTubeにも「部落探訪」の動画が投稿されている。武田さんは「お洒落なコミュニティカフェのある地域が、すごくおどろおどろしいBGMで撮影されている」と説明

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