■保育園で先生による「暴言や暴力」が相次いでる
ずさんな運営を行う事業者の参入などで、不適切な保育が行われている
保育士が園児を怒鳴ることは日常的にあり、たたく場面もあったという。取材すると、保育現場の厳しい現状が見えてきた。
保育施設で、突き飛ばしたり、怒鳴ったりするなど保育士による子どもへの不適切な対応がある実態が、保育士らの労働組合「介護・保育ユニオン」(本部・東京都世田谷区)が初めて実施したアンケートで浮かび上がりました
■福岡市内のある認可保育所での不適切な保育がニュースになった
「おしっこ出る」と訴える園児に「行けばいいやん。なんで泣くと」と声を荒らげ、「なんでここで漏らしたと」と問い詰める。
「口にセロハンテープを貼ったり、部屋の隙間に追いやって怒鳴ったりするのを見て耐えられなかった」。元保育士の女性は振り返る
怖すぎる。娘がいるけど、こういうの見ると預けるの怖くなるわー。
園児に暴言?しつけ逸脱…見えにくい「不適切保育」 背景に過酷労働も(西日本新聞) – Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181225-… @YahooNewsTopics
さぬき市の私立保育園で、女性保育士が園児に無理やり牛乳を飲ませるなど「不適切な保育」をしたとして香川県が文書で改善を指導していた
勤務する保育所の男児に暴行を加えた疑いで女性保育士(54)が逮捕された事件を受け、神戸市が市立保育所全58カ所の職員を対象に、同様の問題がないかを調べた
調べたところ、乱暴な言葉遣いなど不適切な保育が疑われる事案が17件あったということです。
保育園が必要な数の保育士を配置せず、給食費を徴収しながら、70人前後の園児に約40人分の給食しか出さなかった
兵庫県に認定こども園の認定を取り消された兵庫県姫路市の私立「わんずまざー保育園」の一件です。
■そして、介護・保育ユニオンが行った保育士へのアンケートではこんな結果が
職場で保育士や職員が虐待に当たるような行為をしたのを見たことがあるか尋ねると、二十人が「ある」と答えた。
「3歳児が言うことを聞かないからといって、いすを投げる」「食べ物を無理やり口に詰め込んで罵倒する」「しつけのためと、暗い部屋に閉じ込める」という記述も
自分自身が感情的に対応してしまった経験も、10人が認めました。
■もちろん暴言や暴力は悪いことだが、「背景にあるもの」にも注目しなければならない
背景にはやはり、保育士の人手不足があるようだ。多くの自治体で保育所新設が続く一方、配置基準ぎりぎりの人数で運営する施設は少なくない
行政の定める基準では保育士の配置人数が少なすぎ、一人一人の過重労働で現場が成り立っている
「経営者が保育を知らない。現場は若手ばかり。子どもは二の次、三の次だった」
■保育士の労働条件は限界に近い
開園後は連日午前7時前から午後8時すぎまでの長時間勤務で、体調を崩して半年で退職
「国が定める保育士の配置人数は、休憩時間を想定していない。書類作成など業務は以前よりも多くなっており、明らかに人数は足りない」
人手不足による余裕のなさや、職員同士のパワーハラスメントなどによるストレスの蓄積が
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