◆朝の情報番組を独走してきたNHK『あさイチ』
「セックスレス」「ママ友トラブル」「母が重たい」など、40代以上の女性の声を取り入れた番組作りが話題。
「あさイチ」の人気はズバ抜けており、スタート時から平均10%を超える安定した視聴率をキープ。同時間帯では不動のポジションを築いている。
◆そこにはMCのイノッチ&有働アナが大きく貢献
「あさイチ」で名コンビぶりを発揮している「V6」の井ノ原快彦さんと有働由美子アナウンサー。
『あさイチ』のなかで、女性の赤裸々な悩みに、“男代表”として絶妙なコメントをするのが井ノ原快彦さん。
有働アナの奔放な振る舞いこそが『あさイチ』の売りだと言わんばかりの構成で押してきました。自由なポジションからズケズケと物申す有働アナに、視聴者が乗せられて番組にグルーヴを生み出している。
◆それだけに2人の番組卒業の発表は大きな反響を呼んだ
NHKは6日、同局の朝の看板番組「あさイチ」(月〜金曜前8・15)で司会を務めるV6の井ノ原快彦(41)と同局の有働由美子アナウンサー(48)が3月末で番組を降板することを正式に発表。
2010年の番組開始以来、飾らない人柄と本音のトークで、日本の朝を変えた2人の降板に、衝撃が走った。
2人の降板が明らかになって以降、それを惜しむ声が相次いでいる。
◆また新MCの側も2人から引き継ぐプレッシャーを語っていた
この日番組は、特集「引き継ぎの極意」を放送。4月から番組の司会を務めるお笑いコンビの博多華丸・大吉、近江友里恵アナウンサー(29)も出演し、番組を引き継ぐ3人に向けて、それぞれアドバイス。
井ノ原さんが「8年間続いた番組、よく(引き継ぎ)OKしてくれた」と“新司会”に話を振ると、
博多大吉さんは「井ノ原さんが思っている5倍くらい嫌」と話して笑いを誘い。
◆そして、新年度の新MC初回 「違和感」と自ら語ったものの…
『あさイチ』が2日よりリニューアルし、新MCのお笑いコンビ・博多華丸・大吉と近江友里恵アナウンサーが初出演。大吉は冒頭で視聴者に向けて「違和感しかないでしょ。お互いさまです」と自虐まじりにあいさつした。
オープニングで大吉は「我々も決して悪気があって出ているわけじゃないということはご承知いただきたい」と自虐的にあいさつ。
セットやテーマ曲も一新され、大吉は「いろいろ新しくあさイチがリニューアルされております。慣れるまではお互い我慢のしどころだと思いますんで、長い目で見ていただければ幸いです」と呼びかけた。
◆ハプニングさえも笑いに変えて、ソツのない滑り出し
大吉は、オンエア中に近江アナが間違えて持ってきたロッカーキーを堂々テーブルに置いていたことに「あの時に助かりました。どういう笑いをとっていけばいいのかと思っていたので」と近江アナの天然に救われた。
坂下がカミカミでコメントすると、すかさず大吉が「坂下さんがドキドキしなくて大丈夫です。緊張はわれわれだけで」とフォローし笑いを誘うなど咄嗟の対応も落ち着いてこなし、上々の滑り出しを見せた。
坂下千里子(ゲスト)
初々しいドタバタを期待していた視聴者にはちょっと期待ハズレだったかもしれないぐらい、ソツのない堂々の滑り出し。
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