政府発表・漫画村などの「海賊版サイト遮断」に対して色々な声

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■漫画村などの「海賊版サイト」問題

違法アップロードされた漫画がタダで読める「漫画村」などの漫画海賊版サイトを若者が中心に利用し、大きな問題になっている

マンガやアニメを無断でネット上に公開し広告収入を得ている海賊版サイトは、200以上あると言われている。もちろん、その収益は漫画家や出版社には1円も入らない

それはレストランで全部食べたあと『まずいから金払わない』と言っているようなもの」

海賊版サイトによる2017年9月から2018年2月の著作権者側の被害額は計4000億円以上だという。

■そんな海賊版サイトを政府が遮断するという報道が流れた

政府が13日の閣議決定後、知的財産戦略本部会合・犯罪対策閣僚会議で「漫画村」「AniTube! 」「MioMio」など3種の海賊版サイトおよび、その類似サイトに対するサイトブロッキングをインターネット接続業者が「自主的に実施することを促す」決定をした

政府が今月中にも、犯罪対策閣僚会議を開催し、インターネットプロバイダーに対して、海賊版サイトのブロッキングの要請を正式に決定するとの報道が流れている

■これに対して漫画家は以下のようにコメントしている

漫画家のちばてつや氏が公式サイトで、「とても心強さを感じた」とともに、表現の自由の制約につながる「諸刃の剣になりかねない」と心配しているとの心境を明かした。

違法サイトのブロッキングについて「『生み出す側』としてはとても心強い支えだと受け止めたが、同時に、そのような形でブロックすることが『表現の自由』を損なう方向につながるのではないかという不安も感じている」と危ぐ

マンガジャパン(代表理事:里中満智子さん)の声です。

ISP(プロバイダーサービス)や流通事業者などの協力は不可欠とし、今後も海賊版サイトに対しては刑事告訴や民事での提訴など臨むとしている。

講談社の意見です。

■元2ちゃんねる管理人「ひろゆき氏」は違う視点を持っているようだ

反対です。イタチごっこになるだけで、海賊版サイトのブロックができないことがすでに証明されてるからです。

政府の海賊版サイトブロッキングについては反対のようです。

儲かるから違法な海賊版サイトが続くわけで、儲からないようにすればいいと思います。広告代理店や広告主は、海賊版サイトと知っていながら、広告を出して利益を得ている

利益を得られるシステムを改善すべきだといっています。

■以上に対して専門家はどう見ているのか

著作権侵害の他にも(権利の侵害は)プライバシー侵害、名誉毀損などいろいろとある。分かりづらいものも多く、数が増えてくれば不当なブロッキングのリスクも大きくなる

東京大学の宍戸常寿教授の意見です。

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)客員研究員の楠正憲氏‏も、サイトブロッキングをするならば法的手続きを踏むべきだ、とする

法的手続きを踏むことによってリスクを減らすことができます。

違法な情報流通に対しては違法な行為自体に対応すべきで、政府がサイトブロッキングを要請する行為は、事実上の検閲とし、「表現の自由、知る権利」の侵害と曽我部さんは指摘

京都大学教授(憲法学)で、一般財団法人情報法制研究所(JILIS)の研究主幹も務める曽我部真裕の意見です。

そうすることによって法的なリスクを回避できます。

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