▼是枝裕和監督の『万引き家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞
第71回カンヌ国際映画祭で「万引き家族」(6月8日公開)が最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督。
日本人監督作品としては、実に21年ぶりとなる快挙を成し遂げた是枝監督。
本作は、様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝監督が、この10年間考え続けてきたことを全部込めたと語る家族の物語。
犯罪でしかつながれなかった家族の “許されない絆”が、ある事件をきっかけに変化していく模様を描く。
監督である是枝裕和
1987年に番組制作会社テレビマンユニオンに入社し、テレビ番組のADをしながらドキュメンタリー番組の演出家をつとめる。1995年に『幻の光』で映画監督デビュー。
2004年公開の「誰も知らない」、08年「歩いても 歩いても」、09年「空気人形」、11年「奇跡」も国内外の多数の賞を受賞した。
そんな監督が特に注目している子役は
カンヌ国際映画祭“パルムドール”受賞「万引き家族」で世界が注目!
城桧吏(じょうかいり)くん 11歳。
⏰あさ6時35分過ぎ…演技の秘密と素顔に迫る!
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息子役として出演している城桧吏(じょうかいり)は、オーディションで一目見たときから、是枝監督が素材の素晴らしさを感じていた。
是枝がキャストの城桧吏を「周りの人々を観察して、それを自分の演技に生かしていくような子でした」と称賛。
撮影中、台本は渡していないのでどういう物語かは意識していないですし、普段は現場で妹役の子とずっと遊んでいる。
是枝監督の映画は演者が自然体だと言われており
▼台本を渡さないという手法はこの作品でも取り入れられた
1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材として、是枝裕和監督が15年の構想の末、満を持して映像化した作品。
主演の柳楽優弥が2004年度の第57回カンヌ国際映画祭において史上最年少および日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得したことで大きな話題を呼んだ。
この映画には多くの子役が出演したが
それまで演技経験のない子たちで、一度台本を渡してリハをやってみたら、下手だったんですよ。すごく。これはまずいなと思って。で違う形でできないかなと思って台本渡すのをやめました。
「明日までに台本ここまで覚えてこい!」と厳しくするんではなく、その子の元々のキャラクターを尊重。
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