人は平均30歳で「新しい音楽の探求」をやめるらしい
人は年を取るにつれて新しい音楽を探さなくなり、昔の曲やジャンルを何度も繰り返し聴く「音楽的無気力」とも言える現象が起き、ほとんどの人は30歳になるまでに新しい音楽を探すことを止めてしまう、とのこと。
この調査はフランス発のストリーミング・サービス「ディーザー」がイギリスのリスナー1000人を対象に行ったもので、「音楽的無気力」とも言える現象が実際にあるとし、そうなると新しい音楽を探さなくなるという。
この現象は平均すると30歳6ヶ月を迎えた頃に始まると、調査結果では述べられており、20代の終わりからそうした危険性があるという。
平均して33歳までには新たな音楽を探すのを止めるようになり、音楽的嗜好が固まる傾向がある
また調査によれば、60%の人は普段聴いている同じ曲を何度も聴いているだけであり、また25%は自分が好きなジャンル以外の新しい音楽を試してみることはないと答えています。
わかる〜〜〜!!!
音楽的無気力わかる〜!
30ちょい過ぎはまだ新しいバンド漁る気力あったけど最近は自ら発掘する気サラサラ無いわ。昔から知ってる人の馴染みのある音楽が心地良い…
音楽的無気力わかるー。かろうじてフェスに行く時「どんなアーティストかな?」って調べるぐらい。普段もsoundcloudを垂れ流してるだけで受動的だし、自分からマッシブに探しに行くことがなくなっちゃった。
なぜ人は新しい音楽を探求しなくなるのか
新しい音楽を購入しなくなる理由について訊かれた参加者は様々な要因を挙げており、子供ができたことや、単純に新しい音楽の量に圧倒されることなどが言及されている。
新しい音楽の量に圧倒されている(19%)、仕事が忙しい(16%)、幼い子供の世話(11%)など様々な要因
回答者の半分近く(47%)は新しい音楽を探すためにもっと時間を費やしたいとも回答していますので、少なくても半分近くは音楽への興味を失ったためではないようです。
この「音楽的無気力」になる理由の一つに「自分より若いアーティストが認められるかどうか」があると思う。壁があると思う。
「自分より若いアーティストを受け入れられないのでは?」という声も。
音楽の好みは「14歳頃に決定する」とも
大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されているということが最新の研究によってわかってきた
Spotifyのデータをもとに人々の聞く音楽を分析した結果、10代の時聞いた音楽が、その後の音楽の好みに最も大きな影響を与えることが判明した。
男性の場合は13~16歳の間にリリースされた曲が、大人になってからの音楽の好みに大きな影響を与えるとのこと。平均すると、男性の最も好きな曲は、14歳の時にリリースされた曲であることが多いそうだ。
女性の場合は男性より少し早い。11~14歳の時に聞いた音楽の影響が大きく、平均13歳の時にリリースされた曲が最も好きな音楽になるという。
20歳のときに聞く音楽は10代の時に聞いた音楽の半分ほどの影響力しかないそうだ。
新しい音楽との出会いは人生を豊かにしてくれる
音楽に限らずですが、何か新しいものに出会うワクワクやドキドキの感覚って、心の刺激になりますよね。
仕事や私生活が忙しくなってきたり、これまで出会って気に入った楽曲の蓄積などで、新しい楽曲を探しに行く余裕はなくなってきてしまったので、「音楽的無気力」といわれれば、多分そうなのだろうなぁと思うけど、新しい素敵な音楽に出会ってその良さを感じられる心の余裕は持っておきたいものです。
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