■皆さんは5月病ってご存知ですよね
新生活の環境の変化などによって体や心が疲れてしまう「適応障害」ですね。
しかし近年では『6月』に似たような症状を感じる人がいるようです。
新しい仕事の環境に慣れることができないのが、5月病の原因とされていますが、
会社の研修期間が長くなり自分の部署への配属が遅くなったために症状がではじめるのが6月にずれ込んできたこと、
また我慢強い人は6月頃に症状がでてくることから「6月病」という言葉が生まれました。
これも結構シビアな理由ですが、6月は梅雨で晴れることが年間一番少ないです。
もともと雨の日は人間の心理に変化が起きやすくなるようです。自律神経が乱れ、心配事・悩み事があるといつもより深刻に考えてしまうのだとか。
脳内で分泌される、心のバランスを保つのに重要なセロトニンという神経伝達物質は、太陽光を浴びることで活性化すると言われており、6月の梅雨や、冬季のように日照時間が減る季節にセロトニンが不足することが考えられます
◆症状
食欲不振や睡眠障害をはじめとして、疲労感が募りイライラしたりやる気が出なかったりする時期が続きます。
また、体がだるく、疲れが取れない。頭が重く痛い。心臓がドキドキし、目眩がする。吐き気がする。などといった症状が現れます。
◆長引いてしまうとうつ病になる場合も
早めに手を打たないと、ストレスが続くほど不調も続く。次第に深刻化し、リフレッシュで回復できるレベルではなくなる可能性もある。
「6月病」も、ストレスが慢性的に存在する場合は、症状も慢性に経過します。長引くと「うつ病」に移行してしまう可能性もあるので要注意です。
実は、「適応障害」と診断された人のうち40%以上が、5年後には「うつ病」などに診断名が変更されています(厚生労働省調べ)。
◆なりやすい人は真面目なタイプです
6月病になりやすいのはいわゆる真面目な人といわれています。