▼『ストロベリーショートケイクス』
恋の訪れを待つフリーターの里子、一途なデリヘル嬢・秋代、結婚願望の強いOLのちひろ、過食症のイラストレーター、塔子といった女性4人の日常をつづるヒューマンドラマ。
映画ストロベリーショートケイクス見た。女もつらいよって映画だわ(別に寅さん的な要素があるわけではない)女として生きる辛さみたいのが表現された映画だな。魚喃キリコの吐くシーンが見てて苦しくなった。池脇千鶴の存在が癒し。
『ストロベリーショートケイクス』(05 矢崎仁司)観る。性格も生活もまったく異なる4人の女性の日常が赤裸々かつ繊細に描かれていく。切実でシリアスで、ちょっとユーモラスで…と、予定調和のない作劇に最後まで引き込まれる。「主演4人」の表情と身体性がとにかく豊かで魅力的。 #映画
「ストロベリーショートケイクス」を観る。邦画でも日常風景の延長線上を描いたようなものが好きだ。派手さはいらない。淡々と人の葛藤だとか不安、孤独感を見せる映画が好きだ。
▼『暗闇から手をのばせ』
身体障害者専門のデリヘル嬢となった女性の目を通して、様々な障害者たちの姿と彼女自身の成長を描いたドラマ。
障害者福祉に関わっている母と『暗闇から手をのばせ』を観る。小泉麻耶さんの美しさに釣られて若者がたくさん観に来るといいよねーと話す。でもこれは女の人にこそ観てもらいたいなあ。主人公のことはあまり深く描かないのに、彼女の孤独や仕事に対するプライドが伝わって来て、すごくよかった。
暗闇から手をのばせ、良かったー。泣いてしまった。後天的なマイノリティは特に、心えぐられる映画だと思う。失うことの絶望と苦しみと孤独。夢の中ではいつも歩ける、朝起きたら毎日祈る、ってのに共感しすぎた。10年前の自分そのまま。二度と戻れない。治らない。
▼『ギリギリの女たち』
長い間離れ離れで暮らしてきた3姉妹が、まだ震災の爪跡が残る自宅に偶然集い、互いにののしり合い、傷つけ合いながらも前を向いてさっそうと生きる様子を映し出す。
「ギリギリの女たち」を拝見しました。3姉妹が叫んで、泣いて、笑って、飯を食って、寝て、もっと愛して!って叫んでる101分。狂おしい女性讃歌でした。もっと奥さん 大切にします!
昨夜は小林政広監督「ギリギリの女たち」DVDを観たぁ登場人物は姉妹であろう3人のみわすかぁ数カットのぉ超長回しぃの中にそれぞれの破綻した生活や震災の人為の及ばない大きなものまでぇ取り込まれていくぅ手腕にぃ驚かされるぅ「歩く人」での人と時間と空間と言ったものに憑依性すらぁ感じたぁ
▼『耳をかく女』
震災後恋人と別れ、ようやく見つけた就職先も失ってしまった女性が、耳かき店で働きながら自身を見つめ直していく人間ドラマ。
「耳をかく女」の見どころは、都会でひとり暮らしの女子の日常を綴った描写。乱雑な部屋がだんだん心の安静とともにきれいになってきます。また、女子のパンストのはき方も勉強になりました。いよいよ、7日まで新宿ケーズシネマです。
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『耳をかく女』、新宿K’s cinema。震災後、なんやかんや大変だけど、ちゃんと日常を生きよう、というエールを若者に送る映画。男性の監督とは思えないほど、繊細かつ丁寧な撮り方が印象的。主演の桜木梨奈さんの、みずみずしい演技が素晴らしかった。同性に好かれるタイプの女優さんかなー。
▼『百円の恋』
32歳のパッとしない女性がボクサーとの出会いから、毎日をサバイブしながら恋愛とボクシングに目覚めていく姿を、安藤サクラが演じた人間ドラマ。
百円の恋を見てきた。とにかく痛々しい作品だった。この作品の中にはかっこよさはもちろんのこと、かわいさも、もちろん美しさも存在しない。あるのはただただ生々しく、痛ましく、そんな中で必死で生きる人の姿だけ。どこかそんな人の戦いを見て、元気が出る映画だった。
「百円の恋」も「そこのみにて光輝く」も社会にとりのこされた人間が、ここではないどこかへと挫折を経ながらも必死で進もうとする素晴らしい作品だった。邦画もいい作品があるのを改めて確認できた
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