■卒業式の思い出といえば「第二ボタン」
「第二ボタンを大切な人に渡す」というルーツは、1960年に公開された『紺碧の空遠く』という映画のワンシーンがきっかけ。
第二ボタンをもらった、もしくは手渡したという青春時代の思い出がよぎる人も多いはず。
でもちょっと待った!
「第二ボタンの風習はなかった」と答えた10代は37%を占めていた。
インターネット調査会社『ライフメディア』の2013年調査
廃れてきた背景
近年、学校の個性を出しやすいブレザーを採用する学校が増えており、特に、都会の高校では学ラン採用は少数派。
また、スマホやSNSの普及により「卒業でもう会えなくなる」という感覚が薄れてきている、との分析もある。
今の学生って第二ボタンじゃなくてラインを交換するのか…時代の流れって早い
■時代の流れか…少しずつ変わってきている卒業式
小学校の卒業式でも「袴」が人気
大学の卒業式という印象が強い袴だが、ここ数年で人気が高まり、シーズンには予約が殺到するほど。
ただ、袴はレンタルでも1万~3万円、着付けやヘアセットまで頼めば5万円、高いものでは10万円する場合もある。
家庭の経済事情で着られない子もいるほか、トイレや慣れない着物で転倒する危険も考慮し、禁止・自粛を求める学校もある。
「父親も出席」が一般的に
昔は母親だけ出席が一般的だったが、近年は、8割~9割の父親が小学校の卒業式に参加しているとのこと。
「卒業ソングでJ-POP」は珍しくなくなった
近年は、学年ごとやクラスごとに歌う楽曲を“生徒が選ぶ”という方法が増えているため、J-POPが採用される学校も多い。
よく歌われるのは、川嶋あいの『旅立ちの日に…』、レミオロメンの『3月9日』、いきものがかり『YELL』など。
TEEN TREND RANKINGの“今年卒業する高校生200人に聞いた卒業ソング特集”より
1
2