◆堂本剛『金田一少年の事件簿』(1995)
週刊少年マガジン」に長期連載された人気漫画を原作に、初めての実写版として大ヒットした堂本剛版『金田一少年の事件簿』。
名探偵・金田一耕助の孫である金田一(堂本剛)は、普段はひょうきんな少年だが、事件に対しては天才的な推理力を発揮。毎回起きる事件の謎を、幼なじみの七瀬美雪(ともさかりえ)、警視庁捜査一課の剣持警部(古尾谷雅人)とともに解決していく。
怪奇的な事件の恐怖感と、巧妙なトリックを暴く謎解きの痛快さが話題に。
◆堂本光一&堂本剛『ぼくらの勇気 未満都市』(1997)
KinKi Kidsの堂本光一と堂本剛主演。ある街に大地震が起きたというニュースを知った高校生のヤマトとタケルは、フェンスで囲まれた街に潜入。そこは大人が死に絶えた子どもだけの街だった。
監督は『ケイゾク』(TBS系)や『トリック』(テレビ朝日系)といったドラマを手がけ、テレビドラマの鬼才として知られる堤幸彦。
当時の堤は日本テレビの土9(土曜夜9時枠)を主戦場としており、ジャニーズ主演の若手俳優×漫画原作×MV的な演出という方程式で、マンガやアニメの文体を持ち込んだキャラクタードラマの潮流となっていた。
◆中居正広『伝説の教師』(2000)
ダウンタウンの松本人志とSMAPの中居正広が競演し、話題を呼んだドラマ。50以上の学校を渡り歩いてきたスゴ腕との噂がある、破天荒な教師が巻き起こす騒動を描く。
ドラマの特徴だったのが、松本人志と中居正広のコント(?)シーン。アドリブなのではと騒がれていた。しかしこのコントシーン、実はアドリブではなく、撮影の前に二人で稽古していたものだった。
最終回に登場したゲストが豪華すぎたことでも有名だ。高校をクビになってしまった中居と松本。この2人の代わりに赴任してきた教師と廊下で一悶着するシーンがあるのだが、なんとダウンタウン浜田雅功とSMAP木村拓哉が出演している。
◆松岡昌宏『ナースマン』(2002)
看護師を目指す男の苦悩をベースに、友情や確執などを描いたヒューマンドラマ。
新米看護士・高沢裕次郎(松岡昌宏)。「看護士の正式採用は一人だけ」と言われた裕次郎と同期の看護士・山岡伸太(山本圭壱)は、2人のうちのどちらかしか採用されないと気付き、呆然。
このドラマの影響から実際に看護師になった男性もいるようで、当時はあまり馴染みのなった男性看護師の認知度を上げることに少なからず貢献した作品。
◆亀梨和也&山下智久『野ブタ。をプロデュース』(2005)
ベストセラー小説を豪華キャストでTVドラマ化。“爽やかなクラスの人気者”を自ら演出し、本音を隠して学校へ通う高校2年生の桐谷修二は、イジメられっこ転校生の変身プロデュース作戦を開始する。
“修二と彰”名義でリリースされたED曲「青春アミーゴ」は160万枚以上を売り上げるなど大ヒット。
堀北真希さんが、ブレイクするきっかけとなった。
◆東山紀之『喰いタン』(2006)
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