猛暑が続く日本列島
気象庁によると、7月23日午後、埼玉県熊谷市で41.1度を記録し、国内の観測史上最高気温を5年ぶりに更新した。
気象庁から発表された1ヶ月予報(7月28日〜8月27日)によると、8月に入っても西日本、東日本を中心に厳しい暑さが続きそうです。
このまま気温が上がり続けたら・・・
環境省が発表した「2100年未来の天気予報」が注目を集めている。
最新の科学データに基づいて温暖化対策を行わなかった場合の例として制作。地球温暖化の影響や対処法などを伝えることを目的。
最高気温が44℃に・・・?
「最高気温は高知県四万十市で44.9度、名古屋で43.9度、東京でも43.6度と記録的な暑さとなっています」
※環境書によるシミュレーション
「この暑さの影響で、今日までに全国で12万人が熱中症で病院に運ばれています」
地球温暖化がこのまま進んでしまうと、今の小学生が働き盛りの30代半ばになる2040年ごろには気温は2度以上、2100年ごろには最大4.8度も上昇
どういうわけか「那覇39度」とあり、沖縄が日本のなかで“涼しい地域”に様変わりしているのだ。
さらに大規模な洪水が発生
上空には強い寒気が入り、大気の状態が不安定になっています。全国の所々で、1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り、河川の氾濫や土砂災害など被害が発生
2000年に比べて気温が4.8度、海水面が38センチまで上がる2100年には浸水被害が予想される地域の住民が137万人に増える。
大雨が降る地域がある一方、関東地方では、雨が降らず農作物が枯れるという被害が発生しています。
高温で農作物にも異変が・・・
一般的に気温が上昇すると農作物の収量は上がるが、限度を超えると品質が低下したり、育たなくなる。
昨今の夏の高温により、米の内部が白く濁ったり、米が割れるといった現象が起きています。
日本でもデング熱が蔓延する
関東地方以南は冬でも気温が15℃を下回らず、ネッタイシマカやハマダラカが常在し、デング熱やマラリアなど熱帯性の感染症が蔓延
2100年には、東北地方のほぼすべての平地でヒトスジシマカの分布が広がり、その他北海道にも分布域を広げる可能性が示された。
※ヒトスジシマカとは、一般にヤブカと呼ばれる吸血性の蚊
ヒトスジシマカの分布が広がることがすぐにデング熱感染に結びつくものではありませんが、デング熱流行のリスクのある地域が拡大する可能性があり、注意が必要です。
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