●日本ボクシング連盟が助成金の流用や不正判定などを疑われている問題
ボクシング連盟・山根明会長、インターハイの来賓席で一人だけ革張りの椅子…関係者「指定なの」と苦笑い dlvr.it/QdPs6V pic.twitter.com/9rvjQ9blnC
都道府県連盟の幹部や元選手ら333人が名を連ねた告発状が日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ協会などに出され、アマチュアボクシング界は大揺れ
・告発状の主な内容とは?
告発状では、同連盟がアスリートの助成金の不正流用や、試合用グローブなどの不透明な独占販売、公式試合における組織的な審判不正を行っていると指摘。
また、ボクシングの国体での隔年実施開催への格下げに対し、同連盟が何の対策も施していないことを訴えている。
助成金の目的外使用を指摘された今年5月に、連盟幹部が成松選手と面談した際、複数の幹部が、
「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、同選手に隠蔽をそそのかした疑いも浮上
・2016年には、岩手県の選手が奈良県の選手と戦い、僅差の判定が波紋を呼んだ
二〇一六年十月に行われた岩手国体での成年男子バンタム級1回戦。岩手県の選手が奈良県の選手と戦い、最終3ラウンドに二度のダウンを奪った。
だが、三人の審判員の判定では、僅差で岩手県の選手が1-2で敗れた。満員の会場から判定に対する不満で怒号が飛び、「また、奈良判定が出た」という言葉が聞かれた。
●その山根明会長が8日に開かれた記者会見で「辞任」を表明
日本ボクシング連盟の山根明会長、辞任表明 「嫁から面倒みてあげるから楽になってと言われた」|BIGLOBEニュース news.biglobe.ne.jp/sports/0808/bl… pic.twitter.com/J6HHCgvJT9
そのうえで「選手の皆様には、このような問題があったことに関して、会長として申し訳ない」と謝罪
助成金の不正流用や不正判定疑惑、自身の反社会的勢力との交友などさまざまな問題を抱えていた。
山根会長は、都道府県連盟の幹部らによる告発状で不正疑惑を指摘され、助成金の流用の事実は認めた。
・「嫁に面倒をみていくから、楽になってくださいと言われた」と説明
【動画ニュース】日本ボクシング連盟 山根明会長が辞任を表明
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また、自身を支援した都道府県の連盟への感謝を述べる
・さらに東京五輪について「将来東京五輪に参加できなくても、その次の五輪があります」と発言
今回の問題が20年東京五輪でのボクシング種目実施に影響を与える可能性もある中で、20年東京五輪に向けて
「どうか選手の皆さん、将来東京五輪に参加できなくても、その次の五輪があります」と発言
会見は山根会長が声明を読み上げる形で進行。これまでとは異なり質問は受け付けなかった。
●ネットでは、会長の辞任発表に様々な声が上がっている