■携帯代金の高さに悩まされている人は多い
■それもそのはず、なんと東京は世界一携帯代金が高い
総務省は19日、携帯電話の通信サービス料金に関する国際比較(2017年度)を発表した。
データ通信の容量が大きい月20ギガバイトの場合、東京が7022円で最高額だった。一方、月2ギガバイトでは東京は米ニューヨーク、韓国のソウルに続き3番目だった。
調査は各国のシェア上位3事業者のうち、最も安い料金を比較したもので、東京はソフトバンクの格安スマートフォンブランド「ワイモバイル」の料金だった
東京が月額7562円と最も高かった。最も安いパリ(1783円)と比べると4・2倍に達した。
シェア1位のキャリア同士で比べると、2GB、5GB、20GBいずれのプランも世界の中で高い水準
東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルで提供されている、2018年3月時点での料金で比較
■先日も菅官房長官から「携帯電話料金は4割下げられる余地がある」という発言がなされた
アフロ
July 11, 2014, Tokyo, Japan – Japan’s Chief Cabinet Secretary Yoshihide Suga speaks at the Foreign Correspondents’ Club of Japan in Tokyo on July 11, 2014. Shinzo Abe’s top government spokesman expla… by 写真:アフロ
菅義偉官房長官は「4割程度下げる余地がある」と発言。「消費税率引き上げもにらみ、家計の負担を少しでも軽減する政治的な狙いがある」
これに続き、野田総務大臣も事業者どうしの競争を促して値下げにつなげる意欲を示しました。
ただの個人的な感想ではなく、どうやら政府は本気の様子である。
■携帯各キャリアの業績の良さからも「値下げ余地」があると思われる
18年3月期の営業利益ではソフトバンク、NTTドコモ、au(KDDI)の通信大手3社がベスト5入りしており、携帯電話事業がいかに儲かるかが浮き彫りになった
今期は3社すべて、対2017年度第1四半期は増収増益。ソフトバンクがKDDIとNTTドコモを追い上げる形
携帯3社は、ソフトバンクグループが14・2%、NTTドコモが20・4%、KDDIが19・1%と、東証1部平均の2~3倍だ。
利益率です。
■このような背景があるものの、これから5Gなどの開発・普及費用も見込まれるため大幅な値下げは厳しいか?
アフロ
A 5G sign is seen at the Mobile World Congress in Barcelona, Spain February 28, 2018. REUTERS/Yves Herman (Spain) by 写真:ロイター/アフロ
2020年のサービスインに向け、「第5世代移動通信システム(以下、5G)」の整備が着々と進んでいる。
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