■迷惑メール
受け取る人の意思に関わらず、勝手に送りつけられてくるメールのことを総称して「迷惑メール」と呼んでいます。
メールの送信にはコストがほとんどかからないため、たとえ彼らの製品を実際に購入する人がごく少数であっても、何百万通ものメールを送信することが可能
収集されたメールアドレスは、業者のメール送信リストに登録され、そのリストが迷惑メール送信のあて先として利用されます。
■この迷惑メールに自分のパスワードが記載されるという事案が発生している
受信ボックスに届いた一通の不審なメールには、こうした趣旨の記載があった。単なる「迷惑メール」として瞬時に消せなかったのは、自分が現在使っているパスワードも付記されていた
7月21日ごろから確認しており、メール受信者が実際に使用しているパスワードが件名と本文に書かれているという
現在使用中のパスワードであることもありますし、古いものだった場合もあったとのこと。どこからか実際に漏れたパスワードを元に記載されたと考えられています。
■「あなたの恥ずかしい動画を入手した」などの文面で送られてくるという
本物のパスワード(PW)を記載し、「あなたの恥ずかしい動画を入手した」などと脅して仮想通貨での支払いを求める脅迫メールが横行
アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿をウェブカメラで撮影した。家族や同僚にばらまかれたくなければ、仮想通貨で金銭を支払え」
このような脅しの文面が書かれているケースが多いということです。もちろんこれ以外もあるようです。
「ばらまかれたくなければ、ビットコインを送金しろ」—などと脅す内容が特徴だという。
■もちろん支払う必要はない。そしてパスワードを変更する
IPAは、メールを無視することに加え、記載されたパスワードが現在使用しているものなら変更し、新たなパスワードは「長く」「複雑」にして複数のサービスで使い回さないよう呼びかけている。
新たなパスワードは「長く」「複雑」にして複数のサービスで使い回さないよう呼びかけている。
「パスワードの使い回しをしないことや、ウイルス対策ソフトの利用など、普段からの対策を徹底していくことが不可欠」
■フェイスブックなどから情報が流出した可能性があるという
アフロ
FILE PHOTO: The Facebook logo is shown at Facebook headquarters in Palo Alto, California, U.S., May 26, 2010. REUTERS/Robert Galbraith/File Photo (United States) by 写真:ロイター/アフロ
この9月末、フェイスブックが衝撃的な発表をした。最大で9,000万人分ものFacebookユーザーのデータがハッカーに盗まれた可能性があるというもの
同社史上でも最大級の情報漏洩(ろうえい)とみられる。このなかの1400万人については、住んでいる地域や宗教、検索履歴の一部といった情報についても漏洩した
米フェイスブックなどから大規模に流出した個人情報やPWが使われた可能性もあり、「警察当局やセキュリティー団体は、要求に応じず、PWを変更するよう呼びかけている」と伝えている。
このページをチェックしてほしい。下にスクロールしていくと、「Is my Facebook account impacted by this security issue?(わたしのFacebookアカウントは今回のセキュリティ問題の影響を受けていますか?)」と書かれている
そこには、3つの回答のうちの1つが記されているはずだ。もしそこに、「Based on what Facebook knows so far, you’re not impacted(いまのところ、あなたのアカウントは影響を受けていません)」とあれば、情報流出の恐れはない
■迷惑メールにパスワードが記載されていた…という不安の声も