●サウジ記者・ジャマル・カショギ氏が総領事館に入ったまま消息を絶っている問題
サウジアラビアの反体制派記者、ジャマル・カショギ氏がトルコ最大都市イスタンブールのサウジ総領事館に入ったまま消息を絶っている問題
カショギ氏は今月2日、トルコ人女性との結婚を前に必要書類を受け取るためイスタンブールのサウジ総領事館を訪れた後、行方が分からなくなった。
領事館に入っていく様子は監視カメラにとらえられていたが、出てきた様子はない。
●トルコの当局者は、記者が殺害された証拠を警察が見つけたと語った
サウジ政府が記者を尋問中に手違いで当局者が死亡させた「事故死」との結論で幕引きを図るとの観測が米メディアで浮上
AP通信によると、トルコの当局者は、サウジ総領事館内の捜査で、記者が殺害された証拠を警察が見つけたと語った。
・しかしトルコ・大統領は、証拠物件を「塗りつぶされ、消されている」と語った
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Turkish President Tayyip Erdogan, accompanied by his wife Emine Erdogan, makes a speech during a ceremony at the Presidential Palace in Ankara, Turkey July 9, 2018. REUTERS/Umit Bekta (Turkey) by 写真:ロイター/アフロ
トルコのエルドアン大統領は16日の記者会見で、捜査チームが「毒物」などの証拠物件を調べているが、それらは「塗りつぶされ、消されている」と語った。
CNNは15日、総領事館にトルコのチームが入る前、清掃員らが入館する場面を目撃した
・さらに、殺害される様子が録音された音声を入手しているという
カショギ氏が殺害される様子が録音された音声を入手しているとされるトルコ当局。
その音声を聞いたとされる内容が次々とリークされているが、その信憑性については不明。
トルコの警察は、サウジ当局者15人からなる特務チームが同氏を殺害したとみているが、サウジ政府は「根拠がない」と述べ否定
・記者は、テーブルの上で生きたまま切断されたと報じられている
イギリスの中東専門ニュースサイト「ミドル・イースト・アイ」は16日、トルコ当局者の話として、カショギ記者が、サウジ総領事館内で殺害された時のものとされる音声の内容を紹介。
「カショギ氏は、テーブルの上で生きたまま切断され、7分で死亡した」その際、カショギ氏に対する尋問は、一切なし。
正体不明の薬品がカショギ氏に注射され、すさまじい叫び声はやんだという。
・トルコ地元紙は「指や頭を切られて殺害され、遺体は切断された」と報じました
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Turkish forensic officials arrive to the residence of Saudi Arabia’s Consul General Mohammad al-Otaibi in Istanbul, Turkey October 17, 2018. REUTERS/Osman Orsal TPX IMAGES OF THE DAY (Turkey) by 写真:ロイター/アフロ
トルコの地元紙は「カショギ氏は拷問され、指や頭を切られて殺害され、遺体は切断された」と報じました
さらに、「トルコの警察と情報機関がサウジアラビア総領事館所有の車両26台のGPSデータと
失踪当日の監視カメラ映像を精査した結果、総領事館が所有するイスタンブール近郊の土地、計2か所に車が向かった形跡があることが分かった」としています。
●ネットでは、このニュースに様々な声が上がっている
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