■YouTube
アフロ
FILE PHOTO: A 3D-printed YouTube icon is seen in front of a displayed YouTube logo in this illustration taken October 25, 2017. REUTERS/Dado Ruvic/Ilustration/File Photo (Bosnia and Herzegovina) by 写真:ロイター/アフロ
無料で利用できる動画共有の代表的なサイト。2005年に米国で設立され、2006年にグーグル社に買収された
YouTube(ユーチューブ)は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州サンブルーノに本社を置く世界最大の動画共有サービス
動画が見られてユーザビリティが良いことから人気となっている。見るだけでなく、誰でもアップロードして作品を公開できる
■子どもたちに大人気
「子どものスマホ動画視聴に関する調査」によると、小学生の半数以上がYouTuberの動画を視聴している
子供にとって、日常的に接する動画はテレビよりもスマホで見るネット動画だ。
小中学生の遊びランキングでは「スマートフォン・携帯電話・タブレット端末・パソコン(45.3%)」が堂々の第1位に。
■そんな子供たちの動画視聴を心配するママが急増
“子どもとYouTube”というテーマは、大きな問題をはらんでいる。
ある主婦は、子どもの“動画中毒”に頭を抱えているようです。小学校1年生になる彼女の子どもは特にYouTubeがお気に入りで、一度見せるとこちらから口を出すまで何時間でも見てしまう
YouTubeを小さな子供に見せている親としては、複雑な心境だ。たとえば関連動画でさらに別の動画を視聴する際、それが“キッズにふさわしくない”内容の場合も
■まず「長時間視聴」による悪影響が懸念される
「放っておくと5時間以上もYouTubeを見ている」「視聴をやめないせいで、一時期は睡眠不足や学力低下にも悩まされた」
YouTube依存症になると、他者とのコミュニケーションが減り対人関係を築くことが苦手になっていきます
動画の視聴時間は「1日1時間以内」が適切だという。
■不適切動画「エルサゲート」問題も
子どもに人気のキャラクターなどを使いながら、再生すると暴力的、性的、残虐性の高い動画
ママ、動画が変だよ!」と泣きついてきた。驚いてスマホの画面をのぞくと、子どもの大好きなアニメキャラクターが血まみれに
エルサゲートを子どもに見せずネット動画を利用させたければ、動画配信サービス(HuluやNetflixなど)の子ども向けチャンネルや、子ども向けYouTubeアプリ「YouTube Kids」を利用するといい
■また「自身が投稿してしまう」ことに対する問題も
YouTubeは、「録画」→「次へ」→「アップロード」ボタンをタップするだけの3ステップで録画から投稿までできてしまう。判断力の乏しい子どもでも簡単に投稿できてしまう
炎上はおそろしい。通っている学校名を公開して住所を特定されたり、電話番号を公開したことでいたずら電話が鳴り止まなくなったりした小学生YouTuberもいる
不特定多数からの視聴を期待するような活動に晒されて、それで子どもの人格形成や処世術は上手く発達するものだろうか?
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