◆『下町ロケット』(日曜夜9時、TBS)
池井戸潤の同名小説を阿部寛主演でドラマ化した『下町ロケット』の続編。
これまで度重なる困難を社員が力を合わせて切り抜けてきた町工場「佃製作所」だが、再び予期せぬトラブルにより窮地に陥っていく。そして、番頭・殿村(立川談春)にも危機が訪れ、佃製作所は大きな転換期を迎える。
第3話が28日に放送され、平均視聴率が14.7%だった。同時間帯でプロ野球の日本シリーズ、フィギュアスケートの「グランプリシリーズ第2戦」が放送される中、前回よりも2.3ポイントアップした。
関東地区
・イメージを一新する嫌味キャラを怪演する徳重聡
第1話からSNSを中心にその“怪演”が話題になっている人物がいる。それが佃製作所の技術開発部・軽部真樹男(徳重聡)。今期にて新キャストとして登場した彼は、佃製作所にいながらとにかく愛想が悪く、嫌味を吐くキャラだ。
徳重聡は、2000年に『21世紀の石原裕次郎を探せ!』でグランプリを受賞した石原プロモーション所属の40歳。『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)が代表作に挙げられ、今回『下町ロケット』で演じている軽部とは似ても似つかない役である。
さわやかなイメージを一新。初回(14日)からインターネット上で大反響を呼んだ。
◆『SUITS/スーツ』(月曜夜9時、フジテレビ)
織田裕二が10年ぶりに“月9”の主演を務める、米国ドラマ「SUITS」が原作の弁護士ドラマ。
敏腕弁護士・甲斐(織田)と、驚異の記憶力を持つ青年・大貴(中島裕翔)がバディを組んで数々の難解な訴訟を解決していく。
月9ドラマ『SUITS/スーツ』が好調だ。10月22日放送の第3話平均視聴率が10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。3週連続で2ケタをキープしている。
・春の“月9”でブレイクした小手伸也が主演を食う怪演
織田裕二演じる主人公のライバル弁護士を演じている小手伸也。
なによりも声を大にしていいたいのが、甲斐の同期でライバルの蟹江が3話で完全にキャラ立ちをしたというところです。3話は蟹江役の小手の怪演に持っていかれたと言っても、過言ではないでしょう。
春の月9「コンフィデンスマンJP」でブレイクした小手さんの“怪演”に多くの視聴者からの注目が集まっているようだ。
◆『ブラックスキャンダル』(木曜夜11時59分、日本テレビ)
所属事務所社長の息子との結婚を目前に、身に覚えのない不倫スキャンダルによってすべてを失った女優が整形し、名前も変えてマネジャーとなり、関係者に復讐していくというストーリー。
ドラマは、現実にあった不倫スキャンダルによく似た謝罪会見シーンや覚せい剤使用の2世俳優の登場、かつて実際に不倫を報じられた人気男優がアイドルに枕営業を強要する筋立てなど、深夜枠とはいえかなり“攻めて”いる。
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