■「エルニーニョ現象」が発生
気象庁は9日、先月の南米ペルー沖の海面水温が基準値より0.9℃高かったことなどから、「エルニーニョ現象」が発生したと発表。
■エルニーニョ現象とは
数年に一回発生
東風が平常時よりも弱くなって西部に溜まっていた暖かい海水が東へ広がり、東部で冷たい水の湧き上りが弱まることが原因。
同海域で海面水温が平年より低い状態が続く「ラニーニャ現象」と、交互に発生することが多い。
世界各地に異常気象を引き起こす
■今回のエルニーニョ現象は「来年春ごろ」まで続く見通し
今後、12~1月は80%の確率、2~3月にかけては70%の確率でエルニーニョ現象となる予想。
気象庁は、今回のエルニーニョ現象は「少なくとも来年の春頃までは続く」とみている。
■気になるのは日本への影響
エルニーニョ現象発生時の日本の天候(冬)の特徴
まず日照時間は、東日本と西日本の太平洋側で少なくなる傾向が多い。
降水(雪)量は、全国的に平年並みか平年より少なく、特に西日本や東日本の日本海側ではかなり少なくなる傾向にある。
■どうやら北日本を除いて「暖かい冬」となりそう
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