日本の有給取得率、低すぎ問題
「エクスペディア・ジャパン」が有給休暇の国際比較調査を実施したところ、日本の有給消化率が2年連続で世界最下位という結果に
エクスペディア・ジャパン調査(2017)
日本の取得率は50%と低い数値
厚生労働省の調査によると、平成28年度の日本の平均有給消化率は49.4%と低い数値。
厚生労働省調査(平成28年)
一方、ブラジル・フランス・スペイン・オーストリア・香港の取得率は100%だった。
みんなが感じてるこの心理。。
有給を取得することに対し「罪悪感がある」と考える日本人は6割以上にものぼり、世界でもっとも多い結果となっている。
「有給休暇を取ることに抵抗を感じるか」という質問では、 41.5%の人が「はい」と回答。
この状況を受け、来春から・・・
2019年4月から、すべての企業において年10日以上の有休が付与される労働者に対して、年5日以上有給休暇を取得させることの義務化
(義務化について)過半数が「知っている(51.7%)」と回答したものの、48.3%もの人が「知らない」と回答した。
企業は年間の有給休暇の取得日数が5日を下回る社員に対し、社員から希望を聞いたうえで有給休暇を取得する日を指定しなければならなくなります。
今後は中小企業においても従業員の休暇取得を積極的に奨励する姿勢が求められます。
この制度、損か得か?
毎年消えていく有休を、指をくわえて諦めてきた…という人にとっては、確実に5日は有休がとれるので得になります。
一方では、懸念の声も
「家で過ごせるのは助かるが、その分出勤日の仕事が増えて残業も増え、職場がブラック化するのが怖い」(50代男性)
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