■コーナン千里山田店で発生した大規模火災
この火事で、鉄筋2階建ての店舗あわせておよそ3000平方メートルがほぼ全焼しました
この火事の影響で、周辺の住宅が一時停電になったほか、近くにある保育園では、職員や園児が避難した
■原因は「ボタン電池」?
府警は30日、廃棄した防犯タグの電池同士が接触し、過充電によって出火した可能性が高いと明らかにした
店員の話では、棚には廃棄した防犯タグやタグから取り出したボタン電池を10個以上入れていたポリ袋があった
ボタン電池は万引き防止用のタグに使われていたもので、廃棄するためにまとめて袋に入れていたという
■知っていました?ボタン電池が重なると発火の恐れがあります
ボタン電池が重なり合うと一方の電池が導線として働き、電極がショートして発熱、破裂してしまう危険がある
ボタン電池が角型電池(9ボルト)の隣り合ったプラス極とマイナス極の間に挟まりショートする、といった可能性も
■金属などとの接触でも同様の危険があります
複数の電池や金属を袋などにごちゃ混ぜにして保管すると、プラス極とマイナス極がつながり、ショートする可能性があります
ネックレスやヘアピン、コイン、鍵なども導電物になり得るので、一緒に持ち運んだり保管するのは危険です
■ボタン電池を保管する時は「絶縁」する必要があります
プラス極とマイナス極にセロハンテープやビニールテープをはると絶縁することができます
警察や消防は、一般家庭でも起き得る火事だとして「電池を接触させないよう保管や廃棄の際はテープを巻くなどしてほしい」と注意を呼び掛けています
■今一度、ご家庭の電池の保管状況を確認してみましょう
こうした現象はボタン電池だけでなく、単3電池などでも起こり得る
保管されている方は、今一度、安全な環境であるかどうかご確認をお願いします
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