◆窃盗事件の動機の大半は貧困や利己によるもの
通常、窃盗行為の多くは行為者にとって何らかの利益獲得を目的として行われます。
全体的にみれば、「楽をして、稼ぎたい」「楽をして、欲しい物を手に入れたい」という動機が多い
平成29年版犯罪白書によると、平成28年の刑法犯の総数は996,120件となっています。そして認知件数の罪名別構成比を見てみると、「窃盗」は72.6%と圧倒的に多く発生しています。
犯罪の中でも多い「窃盗」
◆しかし、「万引き」となると動機が変わる!?
財布には十分にお金が入っており、特別欲しい物ではありませんが、盗む前の緊張感と、盗んだあとの達成感や開放感が心地よく、つい何度も繰り返してしまいます。
万引きの再犯者は,万引きを繰り返す傾向が高く,その意味で,高い再犯性を有する者が見られる犯罪類型であるといえる。こうしたことを踏まえると,万引きの再犯防止は,重要な課題
隣の席のパリピ女子が話してたんだけど、前同じクラスだったはよく万引きをするらしく、
「『ドンキとかめっちゃ簡単にとれるよww』って前言われたんだけど、だから何?って話。そんなん自慢になんないし普通に犯罪でアカンやろ」
って喋ってて普通に会話のレベルが怖い
◆実は病気だった!?「クレプトマニア」
窃盗症(せっとうしょう、英: Kleptomania, クレプトマニア)とは、経済的利得目的以外で、窃盗行為という衝動を反復的に実行する症状で、精神障害の一種である
万引きする以外が考えられない。ほかの方法が考えられない。窃盗癖がやめられない。クレプトマニア(病的窃盗、窃盗症)とは万引きなどの窃盗行為が止められない心の病です。
クレプトマニアは、窃盗する物そのものに強い関心があるわけではなく、むしろ窃盗行為の過程の中で経験するスリルや達成感を得ることが動機付けとなり窃盗を繰り返す傾向があります。
◆恐ろしいのは完全に治療するのが難しいこと
刑事罰だけを受けて社会復帰しても、クレプトマニアによる問題は解決しておらず、再びその影響を受けて再犯を繰り返すという悪循環に陥ることが多くあります。
何度も刑務所に入る累犯者も出ています。窃盗症の再犯防止に必要なのは治療。しかしクレプトマニアの人たちを受け入れる医療機関はごくわずか
◆さらに合併症も多い
クレプトマニアは、摂食障害、うつ病、アルコール依存症、自傷行為などと併存することが多いのも特徴である。特に、摂食障害との併存が目立っている。
多くの患者が虐待や両親の不仲など問題のある家庭に育っていたこと。また、3割を超す患者が摂食障害を合併していたことです。
クレプトマニアについてやってたから調べてみたけど本当に「真面目」「家族と何かしら問題がある」っていろんな病気になりやすいんだな。あと摂食の合併症の多さよ… pic.twitter.com/k1z6HsOYVo
万引きはれっきとした犯罪であり、「病気」だからといって、そして被害額が小さいからといって見過ごしてよいわけではない。
病名がついている=容認されている
ということではない。だから逮捕されてる。良いと認められていることではない。
ただ、クレプトマニアはWHOにも認定されている精神疾患です。本人の力だけではどうにもならない病気。心も体も健康な人の精神論の押し付けって恐怖でしかない。 twitter.com/investor__girl…
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