■進学、就職、結婚…4月は巣立ちの季節です
さくら咲く4月は、入学、入社、転勤、異動など、出会いと別れがそれぞれのひとの胸に深く刻み込まれる季節です
■巣立っていく我が子の姿に嬉しい反面…
大切に育てた子どもが親元を離れていくのは、「うれしいのに切ない」「応援したいのに引き止めたい」、そんな微妙な気持ちになるもの
自分の生きがいだった子どもが独立すると、母親は肩の荷が下りると同時に、言葉にできないような寂しさを感じることがあります
本当に親元から離れてしまうと、心にポッカリ穴が空いたような感覚を覚える
■もしかすると「空の巣症候群」かも?
空の巣症候群とは、子供が独り立ちし、日常に張り合いのなくなった親が感じる寂しさで、精神的に不安定になる抑うつ症状のこと
子どもが家を巣立った後に症状が出やすいことから、「空の巣」という名前が付けられました
■こんな症状に心当たりはありませんか?
精神症状は、心にポッカリ穴の空いたようなむなしさ、寂しさ、不安感、気分の落ち込み、意欲低下など
■子育て熱心な人ほど発症しやすい
子育てに熱心な親ほど、喪失感は大きく、空の巣症候群を発症しやすいと考えられています
人気アニメ『サザエさん』の母親・フネさんのように、いつでも自分のことを後回しにして家族を第一に考えるような「いいお母さん」ほど、そのリスクは高い
これまで多くの時間を費やしてきた子育てが終わり、親としての役割が終了してしまったことで、新たな人生の目的や生きがいを見出せずに虚無感を感じてしまう
■「空の巣症候群」を克服するには
新しい「生きがい」を探してみる
この虚無感や寂しさを乗り越えるには、子ども以外の楽しみや趣味、生きがいをみつける必要があります
いつか帰ってくる子どものために
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